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園からの発信

子どもの成長57

2026/06/02

屋外で遊べる環境で育った子どもは、成長してからも活動的であり続ける可能性が高い

子どもの頃に暮らしていた土地の環境が、成長後の身体活動習慣に影響を及ぼす可能性を示唆する研究結果が報告された。平均10歳時点での横断的解析だけでなく、5年間の縦断的解析でも、有意な関連が認められたという。

屋外で遊ぶことは生涯の身体活動習慣に影響を及ぼす?

子どもの頃の養育環境が身体活動量と関連のあることを示した横断研究は複数存在する。しかし、その関連が成長後にも続くのか否かは明らかになっていない。

一般的に子どもの頃の身体活動といえばその多くが外遊びによるものであり、その頻度は成長とともに減っていき、身体活動の種類はスポーツへの参加へと移行していく。そのため、子どもの頃の養育環境の影響は永続的なものではないと考えることも可能だ。その一方、外遊びによって運動能力や社会的スキルが伸長し、成長過程でスポーツに積極的に参加するようになるであろうことから、子どもの頃の養育環境の影響は永続的になり得ると考えることも可能だ。

この論文の著者らは、この点を縦断的な研究手法により検討した。スイスで行われた研究であり、同国は子どもの外遊びの時間が国際的に比較して長いことから、このトピックの研究に適した国だと著者らは述べている。

子どもの成長56

2026/06/01

発育状態調査

  • 身長の平均値は、多くの年齢層で男女とも平成10年度前後にかけて上昇し、その後横ばい傾向。(2)体重の平均値は、多くの年齢層で男女とも平成10年度前後にかけて上昇し、その後横ばい傾向。(3)肥満傾向児の割合は男女ともに9歳から12歳が最も高く、とくに男子は9歳以降1割を超えている。痩身傾向児の割合は、男女とも10歳頃まで上昇し、以降3%前後となっている。

身長の推移

 

体重の推移

肥満傾向児の割合の推移

平成18年度から肥満・痩⾝傾向児の算出⽅法を変更しているため、平成17年度までの数値と単純な⽐較はできない。現在の算出方法は、性別・年齢別・身長別標準体重から、肥満度が20%以上の者を肥満傾向児、-20%以下の者を痩身傾向児としている。また、5歳および17歳は、平成18年度から調査を実施している。

痩身傾向児の割合の推移

【男子】痩身傾向児の割合の推移

【女子】痩身傾向児の割合の推移

 

子どもの成長55

2026/05/29

子どもの視力低下が深刻化! 小学生3割、中学生6割、高校生7割が視力1.0未満に 令和6年度学校保健統計

文部科学省は「令和6年度学校保健統計」の確定値を公表した。裸眼視力1.0未満の子どもは小学校で3割を超え、中学校では6割程度、高等学校で7割程度であることなどが示された。同省では、「子どもの目の健康を守るための啓発資料の普及・周知や保健教育のモデル授業の動画の作成のほか、屋外での体験活動等の促進等の視力低下予防に資すると考えられる取り組みなど、学校保健の推進とともに子どもの健康状態について継続的に把握することを予定している」としている。

なお、以下のデータについて、令和2~5年度の数値はいずれの項目も調査時期の異なる数値を含んでいる影響があるため、他の年度の数値と比較はできない。

健康状態調査

(1)裸眼視力1.0未満の者の割合は、学校段階が進むにつれて高くなっており、小学校で3割を超えて、中学校で6割程度、高等学校で7割程度となっている。(2)むし歯(う歯)の者の割合は、小学校・高等学校で4割を下回り、幼稚園・中学校で3割を下回っている。(3)鼻・副鼻腔疾患を持つ者の割合は、小学校・中学校で1割程度となっている。

なお、本調査結果の公表とともに「子供の目の健康を守るための啓発資料」として、熱中症や紫外線対策をしながら外遊びを呼びかけるなどの内容の資料が公開されている。

「裸眼視力1.0 未満の者」の割合

子どもの成長54

2026/05/28

お茶に多く含まれるL-テアニンが睡眠の質を改善し、日中のパフォーマンス低下を軽減する可能性

睡眠時間への影響

7件の研究で主観的な睡眠時間への影響が検討されており、いずれも単独では有意な影響がみられず、メタ解析の結果も非有意だった(SMD=0.02〈-0.14~0.18〉)。研究間の異質性は認めなかった(I2=0%)。

7件の研究では、客観的な手法で睡眠時間への影響が検討されており、有意な影響を報告した研究はなく、メタ解析の結果も非有意だった(SMD=5.91〈-8.08~19.91〉)。研究間の異質性は認めなかった(I2=0%)。

日中の機能障害の程度

9件の研究で日中の機能障害のスコアへの影響が検討されており、4件はL-テアニンによる有意な改善効果を報告しており、メタ解析の結果も有意であって、研究間の異質性も認められなかった(SMD=0.33〈0.16~0.49〉、I2=0%)。

総合的な睡眠の質への影響

12件の研究で総合的な睡眠の質への影響が検討されており、2件はL-テアニンによる有意な改善効果を報告しており、メタ解析の結果も有意であったが、研究間の異質性が高かった(SMD=0.44〈0.04~0.84〉、I2=83%)。

有用性が示されたが、L-テアニン単独での効果の検証が必要

このほか、有害事象については頭痛や消化器症状などが報告されていたが、いずれも医師の診察を受けることなく軽快していた。

 

論文の結論は、「得られた結果は、L-テアニンが入眠潜時、日中の機能障害、睡眠の質の改善に役立つ可能性を示唆している」とまとめられている。ただし、他の成分との組み合わせで影響を評価した研究が11件と多く存在していたことから、「“純粋(pure)な”L-テアニンの効果を検証するための研究が不足している」との付記もなされている。

 

子どもの成長53

2026/05/27

お茶に多く含まれるL-テアニンが睡眠の質を改善し、日中のパフォーマンス低下を軽減する可能性

日中の機能障害の抑制などの有意な影響を確認

入眠潜時への影響

10件の研究で主観的な入眠潜時(就床から睡眠に入るまでの時間)への影響が検討されていた。いずれも単独では有意な影響がみられなかったが、メタ解析の結果、L-テアニンによる入眠潜時の短縮が示された(標準化平均差〈standardized mean difference;SMD〉=0.15〈95%CI;0.01~0.29〉)。研究間の異質性は認めなかった(I2=0%)。

7件の研究では、客観的な手法で入眠潜時への影響が検討されていた。有意な影響を報告した研究が1件あったがメタ解析の結果は非有意であり、また研究間の異質性が高かった(SMD=0.13〈-7.96~8.22〉、I2=73%)。

睡眠効率への影響

7件の研究で主観的な睡眠効率(就床時間に占める睡眠時間の割合)への影響が検討されていた。いずれも単独では有意な影響がみられず、メタ解析の結果も非有意だった(SMD=-0.09〈-0.29~0.10〉)。研究間の異質性は認めなかった(I2=0%)。

7件の研究では、客観的な手法で睡眠効率への影響が検討されていた。有意な影響を報告した研究はなく、メタ解析の結果も非有意だった(SMD=0.18〈-0.04~0.40〉、I2=15%)。

睡眠障害の程度

8件の研究で主観的な睡眠障害のスコアへ影響が検討されており、2件はL-テアニンによる有意な改善効果を報告していたが、メタ解析の結果は非有意であり、また研究間の異質性が高かった(SMD=0.31〈-0.06~0.68〉、I2=72%)。

8件の研究では、客観的な手法で睡眠障害への影響が検討されており、有意な影響を報告した研究はなく、メタ解析の結果も非有意だった(SMD=2.54〈-1.11~6.19〉、I2=3%)。

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