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2022年 11月

どんな力がつく?

2022/11/30

「STEAM」の5つだけを見ると、「理数系の教育に力をいれるのかな」と感じる方もいるかもしれません。しかしSTEAM教育の一番の目的は、理系の得意な子どもを増やすことではありません。

STEAM教育では、各教科での学びをベースにしながら、いろいろな情報を組み合わせたり、新たなものを生み出したりして教科の枠組みを超えた学びを展開していきます。子どもが自分で課題を見つけ、自分なりの解決方法を考え、自分で実践していくというスタイルを大切にすることで、論理的思考力や問題解決能力を育む教育手法です。そういった力をつけることで、これからの社会の変化にも対応できる人間に育つと考えられています。

そこには教育者から「あれしなさい!これしなさい!」との命令や指示ではなく、環境を整え、子どもがやりたいと思う仕掛けが大切だと感じています。しかもそこには子どもに選択権を与える方法がより満足度が高まると思われます。もちろん「遊び」が大切とよくいわれます。好きなように自由にだけの放任ではなく、遊びにも子どもの成長をしっかりと見据え、次のスッテップを用意する視点、成長を支える視点で取り組んで行きたいと思います。そのことが「見守る」という視点です。

STEAM教育の役割

2022/11/29

繰り返しになりますが、STEAM教育はこれからの時代において、自分で課題を見つけ解決していくために重要な力と言われています。

今の子どもたちが社会に出るころには、”予測不可能な社会”になると言われており、これまでの「先生が教える、生徒は理解して習得する」といった教育スタイルだけでなく、物事に対して自分で課題・解決方法を見つけていく経験を重ねていくことが必要だと言うことです。また、技術がどれだけ革新されても、それを開発したり活用するのは人間です。どんな時代になっていても、自分の力で自分の未来を切り拓いていくために、STEAM教育が大切と言われています。

だからこそ、小学校教育の前倒しではなく、物事を横断的に考えることが出来、自分と違う意見の調整を行うことの礎が必要ではないかと感じています。

自然事象や実験遊びなど、さらにいろいろ取り組んでみたいと思います。

STEAM教育の側⾯

2022/11/28

STEAMの各分野が複雑に関係する現代社会に⽣きる市⺠として必要となる資質・能⼒の育成を志向するSTEAM教育の側⾯に着⽬し,STEAMのAの範囲を芸術,⽂化のみならず,⽣活,経済,法律,政治,倫理等を含めた広い範囲(Liberal Arts)で定義し,推進することが重要である。としています。

文理の枠を超えた学び

2022/11/25

初期のSTEAM教育は、統合型STEM教育にArts(デザイン、感性等)の要素を加えたものと解釈できる。Yakman(2008)では、STEAM教育は学問領域を横断して指導する枠組みであると示している。また、STEAM教育は、エンジニアリングとアーツ(言語や歴史などを含む文科)を通して解釈される科学と技術であり、すべては数学的な要素に基づくものであるとする。

近年は、現実社会の問題を創造的に解決する学習を進める 上で、あらゆる問いを立てるために、Liberal Arts(A)の考え方 に基づいて、自由に考えるための手段を含む美術、音楽、文学、歴史に関わる学習などを取り入れるなどSTEM教育を広く 横断的に推進していく教育と学会では示されているようです。

STEAM教育の⽬的

2022/11/24

STEAM教育の⽬的には,⼈材育成の側⾯と,STEAMを構成する各分野が複雑に関係する現代社会に⽣きる市⺠の育成の側⾯がある。各教科等の知識・技能等を活⽤することを通じた問題解決を⾏うものであることから,課題の選択や進め⽅によっては⽣徒の強⼒な学ぶ動機付けにもなる。⼀⽅で,STEAM教育を推進する上では,多様な⽣徒の実態を踏まえる必要がある。教科等横断的な学習を充実することは学習意欲に課題のある⽣徒たちにこそ⾮常に重要であり,⽣徒の能⼒や関⼼に応じたSTEAM教育を推進する必要がある。としています。

 

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