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園からの発信

こども大綱55

2024/05/30

(高等教育の修学支援、高等教育の充実)

若者が、家庭の経済状況にかかわらず、大学等の高等教育機関に進学するチャンスを確保できるよう、高等教育段階の修学支援を着実に実施する。

大学等に進学した若者が、組織的・体系的な質の高い教育を受けることができ、主体的な学修を進められるよう、大学等において教育内容・方法の改善を進める。

在学段階から職業意識の形成支援を行うとともに、学生のキャリア形成支援やライフプランニング教育を推進する。

大学等における学生の自殺対策などの取組や、障害のある学生への支援を推進する。

青年期の社会人を始めとする幅広い学習者の要請に対応するための大学等における生涯学習の取組を促す。

 

若者が、家庭の経済状況にかかわらず、大学等の高等教育機関に進学するチャンスを確保できるよう国や自治体は支援すべきです。さらには、多くの大学進学者は「奨学金制度」を活用しています。多くの学生は卒業と同時に400万円から500万円の借金を背負い就職するのです。借りたお金は返すのが当然ですが、欧州の福祉大国ように学びにお金はかからない。ただし勉強をしなければ恩恵はないような制度も幅広く必要ではないでしょうか。学びたい意志があって進学するのであればそのようなことも必要なことではないかと思ってしまいます。また、学びたくとも家庭の事情から許されない場合もあるでしょう。子どもからは言えない。学びたいのに学ぶこともできない場合の支援、深く考えて欲しいです。ヤングケアラーも同様な事情を抱えていると思われます。

 

 

こども大綱54

2024/05/29

(3)青年期

青年期は、心理的、社会的に発達し、成人期へと移行していくための準備期間として、大学等への進学や就職に伴い新たな環境に適応し、専門性や職業性を身に付け、将来の夢や希望を抱いて自己の可能性を伸展させる時期である。また、人生における様々なライフイベントが重なる時期である。自らの価値観や生き方を確立しようとするが、同時に、社会的な役割や責任に対する不安なども感じることがある。

青年期の若者が、自らの適性等を理解した上で、職業や進学などのライフイベントに係る選択を行うことができ、その決定が尊重されるような取組や若者に対する相談支援が求められる。

これらを踏まえ、以下の施策に取り組む。

 

「自らの適性等を理解した上で、職業や進学などのライフイベントに係る選択を行うことができ、その決定が尊重されるような取組や若者に対する相談支援が求められる」。ちょっとばかり気になる表現もあります。自己の適性等を理解したうえでとは希望をしてもかなわないことを指しているようにも受け止められます。希望をなくすのではなく、当然叶わなくともそういった業界だとか周辺の職務につくなど希望を捨てることのない支援が必要に思います。人生におけるライフイベントで、若者の希望が打ち消されることのないような社会でありたいですね。

 

 

こども大綱53

2024/05/28

(高校中退の予防、高校中退後の支援)

高校中退を予防するため、学習等に課題を抱える高校生の学力向上や進路支援、キャリア教育の充実、課題に応じて適切な支援につなげるスクールソーシャルワーカーの配置推進など、高校における指導・相談体制の充実を図る。

高校を中退したこどもが高校卒業程度の学力を身に付けることができるよう、学習相談や学習支援を推進する。地域若者サポートステーションやハローワーク等が実施する支援の内容について、学校が高校を中退したこどもに情報提供を行うなど、就労支援や復学・就学のための取組の充実を図る。高校を中退したこどもの高校への再入学・学びを支援する。

 

高等教育は義務教育でないし公立と私立でも対応が違っています。私立においては義務教育でもなく私学の建学の精神に従わなければ「どうぞお辞めください。」になってしまいます。子どもがその学校で学ぼうとして入学したのですから最後まで面倒を見ることは必要なことではないでしょうか。人生のやり直しを16歳17歳で命ずることはいかがなものでしょうか。しっかり寄り添い支援するべきです。公立においても同じです。

こども大綱52

2024/05/27

(体罰や不適切な指導の防止)

体罰はいかなる場合も許されものではなく、学校教育法で禁止されている。また、生徒指導提要等においても、教職員による体罰や不適切な指導等については、部活動を含めた学校教育全体で、いかなるこどもに対しても決して許されないと示されていることを踏まえ、教育委員会等に対する上記趣旨の周知等、体罰や不適切な指導の根絶に向けた取組強化を推進する。

 

それでも起こるのが教員や指導者による体罰。精神的に追い詰めることも多いですね。手は出さなくとも精神的に追い詰める。罰として走らせる。練習でしごきを与える。昔でいう「シメ」を行う。大人として恥ずかしくないのですかね、こんなことして平気でいる。さらに疑念を持たれると自己保身する。自身を正当化する。子どもが言うこと聞かないのでと理由を後付けする。人として恥ずかしい。そんな方は今の教育者ではないですよね。善悪がわかって初めて指導者ではないでしょうかね。勿論その感度の差もありますが。怒号や暴力で子どもを管理することは指導力のなさとされています。今の指導は子どもの自主性を重んじ、子どもが気付く指導、アドバイスを送るコーチングです。好きなようにさせるでもありません。決められたルールがあることを伝えることも必要で、コンプライアンスの視点での指導も大切ですが、そのルールも時代に合わせて改善することも必要です。

国は、「体罰は許さない」としているのですから、大人はしっかり実行しましょう。昭和的発想での暴力や怒号や罵声で強くなるのでしょうか?強くなった、試合に勝った、結果が出てもそれはその一瞬で継続にはならない。殴って強くなることはない。さらに人間形成だといってもその方法では無理なのです。暴行を受ける側にとっては体と心の傷しか残らない。憎しみだけが残り、後輩へ伝染してしまいます。時代錯誤を改めましょう。殴る側も昔はよく殴られたものだとか表現する方もいますが、実際に厳しく暴行で育った部員ってすくなくて、周りで見ていた部員が多いのです。ズタボロにされた部員は辞めているケースが多いのです。体罰や不適切な指導の根絶はやっていかねばならぬ責務です。

 

 

こども大綱51

2024/05/24

(不登校のこどもへの支援)

不登校については、本人・家庭・学校に関わる様々な要因が複雑に関わっている場合が多く、不登校はどのこどもにも起こり得るものであり、不登校というだけで問題行動であると受け取られることのないように配慮することを基本的な考え方とする教育機会確保法の趣旨を踏まえ、全てのこどもが教育を受ける機会を確保できるよう、学校内外の教育支援センターの設置促進・機能強化を図り、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)を全都道府県・政令指定都市に設置するとともに、将来的には全国に300 校の設置を目指す。

スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーなどの専門家にいつでも相談できる環境の整備、ICT等を活用した学習支援、NPOやフリースクール等との連携など、不登校のこどもへの支援体制を整備し、アウトリーチを強化する。

不登校のこどもの意見も聞きながら、不登校傾向を含めた不登校のこどもの数の増加に係る要因分析を行う。

 

不登校というのは学校においては問題行動だそうです。従わなければならないことに対する問題なのでしょうか。学校へは行くもの。ただこのことが苦しい原因となっているのです。生徒や先生からいやなことをされたり言われたり、暴言や暴行を受けたり、そもそも不登校の原因を解決しなければ進まないでしょう。行きたくても行けなくなりますよ。不登校の要因においてもいじめや暴力などもありますが、実は子どもの内面的なものもあり「分からない」といった答えをするようなことも多くあるようです。人との関わりが嫌である、家庭環境からの要因もあります。簡単に決めつけるものでもありません。子どもは具体的に的確にこたえられないですよね。すぐにメンタルが弱いなど言う人もいますが、敏感なのです子どもの心は。そんなことさえわからない人にはわからないし、対応もできないでしょう。子どもの心は純粋なのです。さらに外からの暴力や威圧など子どもがそう捉えてしまいことも要因にあります。強い口調、威圧的な対応、子どもを蔑み従わせようとすることに対し子どもは敏感なのです。メンタルが弱いとかよく大人は表現します。違うのです。純粋な子どもの心だからなのです。とにかく要因は複雑に交差しているのです。

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