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園からの発信

子どもの成長84

2026/07/09

栄養に関する考慮事項

未成年持久力アスリートのケアでは、栄養は考慮すべき重要な部分を占めている。成長と発達に必要な十分なエネルギーを供給し、適切な炭水化物、タンパク質、脂肪の摂取を維持することに焦点を当てるべきであり、必須ビタミンとミネラルの摂取にも留意が欠かせない。しかし残念ながら、多くの若年アスリートはそれらのニーズを満たしておらず、それが怪我やパフォーマンスの低下のリスクにつながっていることが報告されている。小児アスリートのエネルギー必要量を正確に知ることは困難だが、利用可能エネルギー量(energy availability;EA)が低い疑いのある小児アスリートに接した場合、栄養士を紹介し個別のケアにつなげなければならない。

アスリートの主要なエネルギー源は炭水化物であり、4~18歳のアスリートの場合、総摂取エネルギー量の45~65%を炭水化物とし、タンパク質は25~30%、脂質は10~30%とすることが提案されている。なお、成人では大会の数日前に炭水化物を多く摂取する「カーボローディング」によって持久系競技のパフォーマンスが向上するが、成長期にあるアスリートではこの方法の重要性は高くないと考えられている。

エネルギー産生栄養素以外に注目すべき栄養素として、鉄とビタミンDが挙げられる。鉄は組織への酸素供給に不可欠であり、持久力アスリートは尿や便、汗からの喪失と、下肢への衝撃の反復による溶血、女子では月経血による喪失といった経路で失われやすい。またビタミンDは、カルシウムとリンの吸収と代謝を調節し、骨の健康に重要な役割を果たす。紫外線暴露により皮膚で産生されるため、屋内でトレーニングする機会が多い場合には、食事により注意すべき。

また、運動後の水分補給も回復には不可欠であり、電解質ドリンクは持久力競技中の発汗によって失われたナトリウムの補給にも役立つ。

 

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