子どもの成長85 2026/07/10 内分泌に関する考慮事項 持久力スポーツなどの激しい身体活動中に摂取エネルギー量と消費エネルギー量のバランスが崩れることで、全身の諸機能に影響が生じる病態を「スポーツにおける相対的エネルギー不足(relative energy deficiency in sport;RED-S)といい、成長/発達、免疫、心血管、タンパク質合成、メンタルヘルス、内分泌などの問題を引き起こす。女子の場合、エネルギー不足によるエストロゲン分泌低下、無月経、骨密度低下、疲労骨折のリスクが増大する。また男子においても、性ホルモン分泌の低下と骨密度の低下が見られる。 一方、コーチ、医師、アスレティックトレーナーのRED-Sに対する認識は必ずしも高くないという実態が報告されている。若年持久力アスリートのRED-Sという問題には、栄養士、心理学の専門家などを含む学際的なチームアプローチが必要とされる。