子どもの成長81 2026/07/06 心血管に関する考慮事項 心臓突然死(sudden cardiac death;SCD)は、競技アスリートにおけるスポーツ関連死の主要な原因である。若年持久力アスリートではSCDはまれであるが、SCDを来し得る基礎疾患の発見とその管理がその子どもの命を救う可能性がある。 若年アスリートに見られることの多い異常は、肥大型心筋症(hypertrophic cardiomyopathy;HCM)、冠動脈異常、不整脈などであり、小児持久力アスリートに接する医療従事者は、HCMのスクリーニング法を理解しておくことが欠かせない。また、運動誘発性の胸痛または失神を呈する小児アスリートでは、冠動脈病変の可能性を除外する必要がある。さらに、緊急行動計画や自動体外除細動器(AED)の設置場所の認識も不可欠と言える。