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園からの発信

子どもの成長75

2026/06/26

性的マイノリティであることなどがPTSDおよびCPTSDに独立して関連

次に、PTSDおよびCPTSDを従属変数とするロジスティック回帰分析を施行し、それぞれの存在に独立した関連のある要因を検討した。

その結果、PTSD、CPTSDともに、心理的被暴力体験、身体的被暴力体験がそれぞれ、独立した関連要因として特定された。それら以外の関連要因として、PTSDに関しては、性別(女性)、性的マイノリティ(LGBTの自己認識)、および、親元を離れての生活という項目が特定され、計5項目となった。CPTSDの関連要因としては、性的マイノリティ(LGBTの自己認識)が特定され、計3項目だった。

著者らは本研究が横断的デザインによる研究であるため因果関係は考察できないこと、対象が20代前半の比較的若年成人のみに限られていること、性的暴力の様子を考慮していないことなどを限界点として挙げたうえで、結論を以下のようにまとめている。

「本研究は、スポーツ領域でのCPTSDに焦点を当てた初の社会調査であり、ITQでPTSDやCPTSDの関連要因を検出可能であることを示した。日本の運動部活動は、合理的とは言えない指導が依然としてなされることがあり、管理の及ばないある種の“聖域”と見なされることがある。そのような慣行の改善と暴力を経験したアスリートへのケアの確立が求められる。我々の研究結果はそのような望ましい方向へ向かうための一つの道標となるのではないか」。

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