幼児教育の質の向上29 2026/03/06 6.新型コロナウイルス感染症拡大の状況における幼稚園等の具体的な取組 ○ Ⅰの4でも述べたように、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、幼稚園等においては、自宅で過ごすことが多くなる幼児及びその保護者との連携を密にし、幼児の健康状態の把握や心のケア等家庭における幼児の心身の健全な発達に向けた必要な支援を行うことが求められる。 ○ こうした幼児、保護者に対する必要な支援を行ったり、感染拡大防止のための教職員の在宅勤務等を推奨したりする観点から、各幼稚園等において園務改善のためのICT化の支援など教職員の勤務環境を整えていくことが必要である。実際、臨時休業や登園自粛などのため、登園していない家庭への対応として、ICTツールを活用した連絡、園のウェブサイトや SNSでの情報発信、家庭への動画配信といったICTの活用が行われているという調査報告もある。 ○ また、臨時休業する場合であっても、幼稚園等は一人で家にいることができない年齢の幼児が利用していることを踏まえ、感染拡大防止のための万全の対策を講じた上で預かり保育等の居場所確保の取組が求められていることも踏まえ、感染症予防の観点からも、幼稚園等のトイレや空調設備の改修等による衛生環境の改善等の感染防止に向けた取組を推進することが必要である。 ○ さらに、臨時休業等により、子供の在宅時間が増加することに伴い家庭での課題が顕在化する場合があることも踏まえ、定期的に幼児の状況把握や心のケア等を行うに当たっては、子供や家庭の状況に応じて、児童相談所等の関係機関との緊密な連携の下、必要な支援を行うことが重要である。 ○ こういった観点からも、Ⅱの5(1)で述べたような幼児教育担当部局の一元化等、幼児教育推進体制の構築に向けた取組が必要である。