こども大綱10 2024/03/25 こども大綱の使命は、常にこどもや若者の最善の利益を第一に考え、こども・若者・子育て支援に関する取組・政策を我が国社会の真ん中に据え、こどもや若者を権利の主体として認識し、こどもや若者の視点で、こどもや若者を取り巻くあらゆる環境を視野に入れ、こどもや若者の権利を保障し、誰一人取り残さず、健やかな成長を社会全体で後押しすることにより、「こどもまんなか社会」を実現していくことである。こども大綱は一度取りまとめられたら終わりというものではない。「こどもまんなか社会」の実現に向け、こどもや若者、子育て当事者等の意見を取り入れながら、次元の異なる少子化対策の実現に向けたこども未来戦略の推進とあわせて、こども大綱の下で進める施策の点検と見直しを図っていく。 大綱化した、明言したではなく、実行力と施策の点検と見直しがとても大切です。社会の成就を願うところです。現場の意見を取り入れるとしていますので期待したいですね。「少子化はまったなし」とするなら、懸念となっている若者が不安を持っている状況をドラスティックに変える国としての施策も必要ではないかと思います。ネックになっていることを指摘して改善していくことも示すと分かりやすいように感じます。様々な不安ばかりが若者を苦しめているようにも思います。また、欧州においては「誰一人取り残さない」といった考えはもう何十年も前からの対策事項です。ようやく日本でこのような言葉が発せられるようになりました。先進国における少子化懸念に日本はようやく「待ったなし」と気づき取り組みだしました。
修了式 2024/03/22 朝からとてもいい天気になりました。桜の開花も始まりそうです。 さて本日、令和5年度の修了式を行いました。 今年度出来るようになったこと、取り組んできた活動を写真を見ながら振り返りました。 新たなクラスに向けての準備を始めたいと思います。
こども大綱9 2024/03/22 そして、20 代、30 代を中心とする若い世代が、 自分らしく社会生活を送ることができ、経済的基盤が確保され、将来に見通しを持つことができる 希望するキャリアを諦めることなく、仕事と生活を調和させながら、希望と意欲に応じて社会で活躍することができる それぞれの希望に応じ、家族を持ち、こどもを産み育てることや、不安なく、こどもとの生活を始めることができる 社会全体から支えられ、自己肯定感を持ちながら幸せな状態で、こどもと向き合うことができ、子育てに伴う喜びを実感することができる。そうした環境の下で、こどもが幸せな状態で育つことができる社会である。 こうした「こどもまんなか社会」の実現は、こども・若者が、尊厳を重んぜられ、自分らしく自らの希望に応じてその意欲と能力を活かすことができるようになることや、こどもを産みたい、育てたいと考える個人の希望が叶うことにつながり、こどもや若者、子育て当事者の幸福追求において非常に重要である。また、その結果として、少子化・人口減少の流れを大きく変えるとともに、未来を担う人材を社会全体で育み、社会経済の幸福と持続可能性を高めることにつながる。すなわち、こどもや若者、子育て当事者はもちろん、全ての人にとって、社会的価値が創造され、その幸福が高まることにつながる。 若い世代が、自分らしく社会生活を送ることができること。やっとこのようなことが国から出てきたことが大切ですね。こども・若者が、尊厳を重んぜられ、自分らしく自らの希望に応じてその意欲と能力を活かすことができるようになることといった言葉、ようやくかといった感もあります。明言されたことが大切です。少子化の流れを変えるのは若者世代へ政策としていますが、そのことは社会全体で育まれることとしています。しっかり理解する社会も大切ですね。思考を変えていく必要もありますね。
こども大綱8 2024/03/21 3 こども大綱が目指す「こどもまんなか社会」 ~全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる社会~ 「こどもまんなか社会」とは、全てのこども・若者が、日本国憲法、こども基本法及びこどもの権利条約の精神にのっとり、生涯にわたる人格形成の基礎を築き、自立した個人としてひとしく健やかに成長することができ、心身の状況、置かれている環境等にかかわらず、ひとしくその権利の擁護が図られ、身体的・精神的・社会的に将来にわたって幸せな状態(ウェルビーイング)で生活を送ることができる社会である。 具体的には、全てのこどもや若者が、保護者や社会に支えられ、生活に必要な知恵を身に付けながら 心身ともに健やかに成長できる 個性や多様性が尊重され、尊厳が重んぜられ、自分らしく、一人一人が思う幸福な生活ができる 様々な遊びや学び、体験等を通じ、生き抜く力を得ることができる 夢や希望を叶えるために、希望と意欲に応じて、のびのびとチャレンジでき、将来を切り開くことができる 固定観念や価値観を押し付けられず、自由で多様な選択ができ、自分の可能性を広げることができる 自らの意見を持つための様々な支援を受けることができ、その意見を表明し、社会に参画できる 不安や悩みを抱えたり、困ったりしても、周囲のおとなや社会にサポートされ、問題を解消したり、乗り越えたりすることができる 虐待、いじめ、体罰・不適切な指導、暴力、経済的搾取、性犯罪・性暴力、災害・事故などから守られ、困難な状況に陥った場合には助けられ、差別されたり、孤立したり、貧困に陥ったりすることなく、安全に安心して暮らすことができる 働くこと、また、誰かと家族になること、親になることに、夢や希望を持つことができる社会である。 全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる社会、多方面からの支援や社会構造が必要な国なのです。決して経済的だけでなく、精神的な幸福を求めていくべきですね。ようやく個の多様性や尊厳といった言葉、虐待やいじめなどの言葉が子ども施策に記載されるようになってきました。施策の根底となる大綱に明記されたのですから、しっかりと反映して、子どもを守る施策の充実を期待しましょう。