66 (1) 学校教育の質と多様性包摂性を高め教育の機会均等を実現する 2023/05/29 『○新しい時代を生きる子供たちに必要となる資質・能力をより一層確実に育むため 子供たちの基礎学力を保障してその才能を十分に伸ばし,また社会性等を育むことができるよう,学校教育の質を高めることが重要である。その際,インクルーシブ教育システムの理念の構築等により,様々な背景により多様な教育的ニーズのある子供たちに対して,自立と社会参加を見据えて,その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる,多様で柔軟な仕組みを整備することが重要であり,実態として学校教育の外に置かれることのないようにするべきである。特に,憲法や教育基本法に基づき,全ての児童生徒に対し,社会において自立的に生きる基礎や,国家や社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的とする義務教育段階においては,このことが強く求められる。 このため,学校に十分な人的配置を実現し,1人1台端末や先端技術を活用しつつ,生徒指導上の課題の増加,外国人児童生徒数の増加,通常の学級に在籍する発達障害のある児童生徒,子供の貧困の問題等により多様化する子供たちに対応して個別最適な学びを実現しながら,学校の多様性と包摂性を高めることが必要である。その際,現状の学校教育における個の確立と異質な他者との対話を促すことに弱さがあるとの指摘も踏まえ,一人一人の内的なニーズや自発性に応じた多様化を軸にした学校文化となり,子供たちの個性が生きるよう,個別化と協働化を適切に組み合わせた学習を実施していくべきである。』 そうあるべきである。その通りと賛同します。一人一人に寄り添う、個別的対応かつ、協同的な学び。少子社会における根幹だと思います。日本においても「だれ一人取り残さない」とよく使われるようになりました。人は一人一人違うし多様です。障がいのあるなし、そういった問題だけではなく、広く、だれもが学び、社会参加することが大切な要素ですね。「家庭の事情で登校品から」「病気で出席できない」「不登校、学校に来ないから」「教室に入らず保健室登校だから」「部活で遠征して学校に来ないから」。いままでとは違い、あらゆる手段で教育の機会は確保できるはずです。ほったらかしや児童生徒の責にすることがないよう、多様な状況に対応できるはずです。学校に期待したいですね。