19 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 3 2023/03/17 社会構造の変化と日本型学校教育 『学習指導要領ではこれまで,「個人差に留意して指導し,それぞれの児童(生徒)の個性や能力をできるだけ伸ばすようにすること」(昭和33(1958)年学習指導要領),「個性を生かす教育の充実」(平成元(1989)年学習指導要領等)等の規定がなされてきた。 その一方で,学校では「みんなで同じことを,同じように」を過度に要求する面が見られ,学校生活においても「同調圧力」を感じる子供が増えていったという指摘もある。社会の多様化が進み,画一的・同調主義的な学校文化が顕在化しやすくなった面もあるが,このことが結果としていじめなどの問題や生きづらさをもたらし,非合理的な精神論や努力主義,詰め込み教育等との間で負の循環が生じかねないということや,保護者や教師も同調圧力の下にあるという指摘もある。』 同調圧力を外からながめると、誰が困るのでしょうか。自らの評価が低くなるからなのでしょうか。同調同圧、一斉画一、教えこむ。なんだか子ども主体とありますが、こういったことが根強く残っていることを変えていく必要があると感じています。時代は令和。だからこそ教育方法に関しても年齢学年別の教育だけでなく、習熟度別学習や順序性学習、縦割り班活動などの取り組みが始まっているのです。