20 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 4 2023/03/20 社会構造の変化と日本型学校教育 『核家族化,共働き家庭やひとり親家庭の増加など,家庭をめぐる環境が変化するとともに,都市化や過疎化等により地域の社会関係資本が失われ家庭や地域の教育力が低下する中で,本来であれば家庭や地域でなすべきことまでが学校に委ねられるようになり,結果として学校及び教師が担うべき業務の範囲が拡大され,その負担を増大させてきた。』 学校側からすると負担かも知れませんが、教育=教えるだけ ではないことが日本のこれまで引き継がれた教育です。生活や家庭環境の把握や介入もあって子供の成長を支え、学びに繋げてきた素晴らしいことと受け止めています。しかしこのことが現在の学校現場には負担だと述べています。よって学校は担うべき業務というとそれはそれで負担だとも感じます。受け止め方の相違が互いの関係を阻害することもあります。なにより、子どもを守ることが最優先されるべきであり、どこまで役割ができるか、これは保育所も同じです。必要なことは教員だけでなく、教員が教育を進めていくうえで、また、生徒に対する生活も含めた支援をしてくれる存在が必要ではないかと感じます。