子どもの成長61 2026/06/08 屋外で遊べる環境で育った子どもは、成長してからも活動的であり続ける可能性が高い GISデータで把握した自宅周辺環境との関係 ベースライン時にGISで評価した自宅周辺環境のうち、社会経済環境の高低で二分して比較すると、交絡因子調整後、スポーツクラブへの参加、自転車競技への参加、いずれについても有意な関連が認められなかった。ところが5年後の追跡調査では、社会経済性が低い地域の子どもは自転車競技への参加が有意に少なかった(OR0.6〈0.4~1.0〉)。スポーツクラブへの参加については有意差がなかった。 これらの結果に基づき論文の結論は、「小児期に身体活動に適した地域で育つと、思春期から若年成人期に成長した時点でも活動的であり続ける可能性が高くなることが示唆された。好ましくない地域で育つ子どもが人生の早い段階で、身体活動という面での遅れをとるようなことにならないよう、早期介入の必要がある」とまとめられている。