子どもの成長38 2026/05/01 思春期のネット依存が食事の質の低下を招き、摂食障害のリスクを高める可能性 トルコの高校生対象調査 ネット依存度と乱れた食行動のリスクとが有意に正相関 前記の各指標の相関を検討すると、若年者対象インターネット依存度(YIAT-SF)とソーシャルメディア障害(SMD)との間に強い正相関が認められた(r=0.679、p<0.001)。また、乱れた食行動(DE)リスクは、YIAT-SF(r=0.300)およびSMD(r=0.274)と中程度の正相関があり、地中海食品質指数(KIDMED)とは弱い正相関(r=0.153)が認められた(すべてp<0.001)。一方、BMIはすべての行動指標とも有意な相関を示さなかった。 このほかに媒介分析からは、問題のあるインターネットの使用(PIU)は地中海食品質指数(KIDMED)の低さ(β=-0.12、p=0.002)と関連しており、地中海食の遵守が乱れた食行動(DE)のリスクの上昇(β=0.15、p<0.001)と関連していることが示された。間接効果は有意であり(β=-0.02、p=0.016)、部分的な媒介効果が認められた。 ネットワーク分析から、YIAT-SFはDEリスク、SMD、およびKIDMEDをつなぐ中核的な因子であることが示唆された。 これら一連の結果を基に論文の結論は、「インターネット依存症は、食生活の質を介した乱れた食行動のリスク上昇と関連しており、思春期世代への介入において、この課題への対処が求められる」とされている。また著者らはこのトピックに関する、より長期にわたる研究の必要性を述べている。