保育の質の確保・向上3 2025/12/03 2.調査研究等により得られた主な知見 (1)諸外国における保育の質をめぐる動向 ○保育の質の確保・向上に向けて様々な取組が進められている諸外国(ニュージーランド、イングランド、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、ノルウェー、韓国、シンガポール、台湾) を対象に、各国の状況の全容を把握するため、学識経験者による研究会を置き、保育に関する文化・社会的背景、制度・政策、指針・カリキュラム目標・内容・方法の基本原則等を示すもの) 、評価 等について、文献・資料により現状及び背景・経緯を概観し、各々の取組の成果・課題の整理 と考察を行った 。 ○この結果、保育制度・政策や質の確保・向上に向けた取組のありようの全般に、子どもの福祉・教育に関する基本理念、保育施設の役割として重視されていること、行政による統一的な規制・管理と現場及び地域の多様性や裁量の関係についての考え方など、その国の保育に 関する理念・価値観や社会全体の構造・趨勢が関わっていることが明らかとなった。各国の特色ある仕組みや取組を参考としながら、日本における保育の質の考え方等を議論していく上で、質を支える様々な要因を個々に見ていくだけでなく、社会的な文脈・背景を踏まえ、全体として捉える視点を持つことの重要性が改めて示された 。