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2023年 3月

23 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 7

2023/03/24

今日の学校教育が直面している課題

(子供たちの多様化)

『学校に在籍する外国人児童生徒に加え,日本国籍ではあるが,日本語指導を必要とする児童生徒も増加しており,日本語指導が必要な児童生徒(外国籍・日本国籍含む。)は5万人を超え,10年前の1.5倍に相当する人数となっている。また,約2万人の外国人の子供が就学していない可能性がある,又は就学状況が確認できていない状況にあるという実態が示されている。こうした中,平成31(2019)年4月から,新たな在留資格「特定技能」が創設されたことにより,今後,更なる在留外国人の増加が予想されている。』

 

語弊もありますがご理解下さい。よく言われることが、日本は東アジアの端の島国で、長く鎖国をして交流を拒んできた。独自の文化もありますが、明治以降どんどんと世界に進出して技術を学び、発展してきました。資源は乏しいが、ものづくりの国としても有名です。これからはもっともっとグローバル化が進んでいくでしょう。そういった中においては、日本はさらに外国人の受入は当たり前になってきます。そうしなければ社会の構築や経済活動は望めなくなってきます。そういった時代を見越した対応をどんどん進めるべきではないでしょうか。学校のグローバル化は当然のように思います。

 

22 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 6

2023/03/23

今日の学校教育が直面している課題

(子供たちの多様化)

『特別支援学校や小・中学校の特別支援学級に在籍する児童生徒は増加し続けており,小・中・高等学校の通常の学級においても,通級による指導を受けている児童生徒が増加するとともに,さらに小・中学校の通常の学級に6.5%程度の割合で発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒(知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面での著しい困難を示す児童生徒)が在籍しているという推計もなされている。また,特別支援学校に在籍する子供たちの約3割弱は,複数の障害を併せ有しており,視覚と聴覚の双方に障害のある「盲ろう」の子供たちもいる。 さらに,特定分野に特異な才能のある児童生徒の存在も指摘されている。』

就学前の施設においても同様です。子どもの多様化や家庭環境や生活環境の多様化は顕著です。しかし、どのような環境であっても等しく育ちを支えるためにどうするか。ここを国として、もっと現場の声や実際に現場を見て必要な支援や対策をして欲しいものです。施設設備、人的配置、環境整備きりがありませんが、今を生きる子どもに最大限の支援や家庭への支援ができる体制が欲しいですね。支援の必要のあるなしにかかわらず、同じクラスで教育を受けることのできるインクルーシブ教育の充実が必要です。

 

 

21 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 5

2023/03/22

今日の学校教育が直面している課題

『現在の学校現場は以下に挙げるような様々な課題に直面している。日本型学校教育が,世界に誇るべき成果を挙げてくることができたのは,子供たちの学びに対する意欲や関心,学習習慣等によるものだけでなく,子供のためであればと頑張る教師の献身的な努力によるものである。教育は人なりと言われるように,我が国の将来を担う子供たちの教育は教師にかかっている。しかしながら,学校の役割が過度に拡大していくとともに,直面する様々な課題に対応するため,教師は教育に携わる喜びを持ちつつも疲弊しており,国において抜本的な対応を行うことなく日本型学校教育を維持していくことは困難であると言わざるを得ない。』

 

先生たちの負担は減らしていかねばならないと思います。献身的な先生たちによって支えられてきたことも事実です。子どもや家庭の多様化によって対応のキャパを超える時代になってきています。数の確保も大切ですが、今の先生たちを支援し、分担したり一部の役割を担う必要もあるように思います。

20 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 4

2023/03/20

社会構造の変化と日本型学校教育

『核家族化,共働き家庭やひとり親家庭の増加など,家庭をめぐる環境が変化するとともに,都市化や過疎化等により地域の社会関係資本が失われ家庭や地域の教育力が低下する中で,本来であれば家庭や地域でなすべきことまでが学校に委ねられるようになり,結果として学校及び教師が担うべき業務の範囲が拡大され,その負担を増大させてきた。』

 

学校側からすると負担かも知れませんが、教育=教えるだけ ではないことが日本のこれまで引き継がれた教育です。生活や家庭環境の把握や介入もあって子供の成長を支え、学びに繋げてきた素晴らしいことと受け止めています。しかしこのことが現在の学校現場には負担だと述べています。よって学校は担うべき業務というとそれはそれで負担だとも感じます。受け止め方の相違が互いの関係を阻害することもあります。なにより、子どもを守ることが最優先されるべきであり、どこまで役割ができるか、これは保育所も同じです。必要なことは教員だけでなく、教員が教育を進めていくうえで、また、生徒に対する生活も含めた支援をしてくれる存在が必要ではないかと感じます。

19 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 3

2023/03/17

社会構造の変化と日本型学校教育

『学習指導要領ではこれまで,「個人差に留意して指導し,それぞれの児童(生徒)の個性や能力をできるだけ伸ばすようにすること」(昭和33(1958)年学習指導要領),「個性を生かす教育の充実」(平成元(1989)年学習指導要領等)等の規定がなされてきた。 その一方で,学校では「みんなで同じことを,同じように」を過度に要求する面が見られ,学校生活においても「同調圧力」を感じる子供が増えていったという指摘もある。社会の多様化が進み,画一的・同調主義的な学校文化が顕在化しやすくなった面もあるが,このことが結果としていじめなどの問題や生きづらさをもたらし,非合理的な精神論や努力主義,詰め込み教育等との間で負の循環が生じかねないということや,保護者や教師も同調圧力の下にあるという指摘もある。』

 

同調圧力を外からながめると、誰が困るのでしょうか。自らの評価が低くなるからなのでしょうか。同調同圧、一斉画一、教えこむ。なんだか子ども主体とありますが、こういったことが根強く残っていることを変えていく必要があると感じています。時代は令和。だからこそ教育方法に関しても年齢学年別の教育だけでなく、習熟度別学習や順序性学習、縦割り班活動などの取り組みが始まっているのです。

 

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