幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 70 2025/01/14 ②幼児期の教育に関する調査研究 (ア)幼児教育の調査研究拠点の整備及び研究ネットワークの構築 ○ 実践を担う先生の専門性とともに、幼児教育施設においてその専門性を共有し学び合うことが教育の質を支えるため、年齢構成が若年層に偏る中、暗黙知だけでなく、幼児教育の質の意義や価値に関わる蓄積や知見を可視化し、共有しやすくすることが必要である。この点についても、国や大学、地域の幼児教育センター等が各々の役割を発揮しつつ、連携・協力を図ることが重要である。 ○ 例えば、幼児教育施設・地方自治体・幼児教育センター等においては、幼児教育の実践の好事例の収集・蓄積・発信により、幼児教育の質を高めることが期待される。また、NIERセンター・大学・民間のシンクタンク等ではそれらの好事例も活用しつつ、幼児教育に関するデータ収集や科学的・実証的な分析に基づくエビデンスを幼児教育施設・地方自治体・幼児教育センター等に提示することにより、地域や幼児教育施設による幼児教育の格差是正、一定水準の質の確保を行うことが期待される。 ○ なお、幼児教育施設・地方自治体・幼児教育センター等にデータやエビデンスを正しく解釈し、活用してもらうためには、橋渡し役となる幼児教育アドバイザーや養成校の教員等の資質・能力の向上が重要であり、併せて取り組むことが必要である。 「実践を担う先生の専門性とともに、幼児教育施設においてその専門性を共有し学び合うことが教育の質を支える」まさにその通しです。だから国として何をどうすべきかを示して欲しいですね。日々保育を実践しつつもさらなる学びを高める保育環境の実践のためには、正しく理解した専門知識を深めたり、より最新の保育技術を学ぶ機会も大切なのです。