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園からの発信

幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 9

2024/10/09

一、幼児期及び幼保小接続期の教育に関する法令改正等の変遷

1.主な経緯

○ これまで、幼稚園教育要領は、幼稚園における教育水準を全国的に担保することを目的に教育課程の基準を大綱的に定めるものとして、昭和31年以降、平成29年の改訂に至るまで、幼児期の子供の学びや生活を充実するため、累次の改訂がなされてきた。

○ また、保育所保育指針は、保育所保育の基本となる考え方や保育のねらい及び内容など保育の実施に関わる事項や運営に関する事項について定めている。保育所における保育は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性としており、昭和40年以降、平成29年の改定に至るまで、保育所保育指針のうち3歳以上の保育に関する教育的側面については、幼稚園教育要領との整合性が図られてきた。

○ 特に、平成元年改訂の幼稚園教育要領では、環境を通して行う教育が基本とされ、遊びを通しての指導を中心としてねらいが総合的に達成されるようにするとされた。併せて、幼児期の子供の発達の側面から、5領域(健康、人間関係、環境、言葉、表現)に再編成された(保育所保育指針も同旨の改定)。

また、同年に改訂された小学校学習指導要領では、幼児教育との関連も考慮して、低学年において直接体験を重視した学習活動を展開するために新教科として生活科が設定された。

○ 平成18年に改正された教育基本法では、幼児期の教育は、「生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なもの」とされ、義務教育は、「各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養う」ものとされた。

 

教育の変遷が明示されています。教職員アップデートできているでしょうか。教えるから学ぶに変遷。「遊びを通して」ねらいが総合的に達成されるようにとの文言ですが、いまだに子どもは遊びが大事のレベルにとどまり、ねらいが達成できているのかどうかの評価ができていなければそれはただの遊ばせているにしか映りません。多くの方においても保育園は預かるとろであって、託児といった感覚は消えていません。保育の内容を開示したりしても消えない、幼稚園と保育園は違うもの、といった感覚が消えません。一般社会が幼稚園であれ、保育所であれ、子どもの育ちを支え成長を促し、学びの礎を気付くところである感覚、を認識していただきたく思います。

 

 

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