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園からの発信

こども大綱27

2024/04/17

(3)こどもや若者への切れ目のない保健・医療の提供

(プレコンセプションケアを含む成育医療等に関する研究や相談支援等)

不妊、予期せぬ妊娠や基礎疾患を持つ方の妊娠、性感染症等への適切な相談支援や、妊娠・出産、産後の健康管理に係る支援を行うため、男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、栄養管理を含めた健康管理を行うよう促すプレコンセプションケアの取組を推進するとともに、家庭生活に困難を抱える特定妊婦等を含む当事者が必要としている支援に確実につながれるよう、切れ目のない支援体制を構築する。

妊娠・出産、不妊、産後ケア等のライフイベントや女性特有の健康課題について、フェムテックの利活用に係る支援を行う。

国立成育医療研究センターに、「女性の健康」に関するナショナルセンター機能を持たせ、女性の健康や疾患に特化した研究やプレコンセプションケアを含む成育医療等に関する研究、相談支援、人材育成等を進める。

成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針(成育医療等基本方針)に基づく国民運動である「健やか親子21」の取組により、こどもの成長や発達に関して、子育て当事者である親や身近な養育者が正しい知識を持つことに加えて、学校や企業等も含めた社会全体で親やこどもの多様性を尊重し、見守り、子育てに協力していくことができるよう、国民全体の理解を深めるための普及啓発を促進する。その際、こどもの誕生前から幼児期までの重要性に鑑み、今後策定予定の「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なヴィジョン」に基づく取組と適切に連携する。

乳幼児期・学童期の健診・予防接種等の健康等情報の電子化及び標準化を推進する。また、母子保健情報のデジタル化と利活用を進める。

(慢性疾病・難病を抱えるこども・若者への支援)

慢性疾病や難病を抱えるこども・若者について、児童福祉法及び難病の患者に対する医療等に関する法律に基づき医療費の助成を行うとともに、成人後も切れ目のない医療費助成が受けられるよう、指定難病の要件を満たす小児慢性特定疾病は速やかに指定難病に追加していく。また、その自立を支援するための相談支援や就労支援等を推進する。こどもホスピスの全国普及に向けた取組を進める。

 

切れ目のない補償の一環として、自治体によってはすべての子どもの保育料無償化や医療費の無償化など取り組む自治体も増えてきました。しかし余力のない自治体においては実施できないところも多くあります。子育て世代の私たちからすると育児や教育にお金がかかるより、それは無償化にして欲しいといった考えが先決ですよね。これまで日本では子育てにお金をかけて来なかったのは事実です。少子化になって躍起になって施策を考えてくれてはいますが、生まれた子どもへの補償だけでなく、安心して生み育てる社会にならなければ少子化に歯止めはかかりません。結婚して新たな生活をスタートさせることのできる経済状況や住宅状況を若者が確信できなければなりません。莫大な費用も掛かると思われますが、この施策や歳費をかけなければ少子化は解決できないし、国が先細りになっていくだけですね。

 

 

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