こども大綱28 2024/04/18 (4)こどもの貧困対策 今この瞬間にも、貧困によって、日々の食事に困るこどもや、学習の機会や部活動・地域クラブ活動に参加する機会を十分に得られないこども、進学を諦めざるを得ないなど権利が侵害された状況で生きているこどもがいる。こどもの貧困を解消し、貧困によるこうした困難を、こどもたちが強いられることがないような社会をつくる。こどもの貧困は、経済的な面だけではなく、心身の健康や衣食住、進学機会や学習意欲、前向きに生きる気持ちを含め、こどもの権利利益を侵害するとともに、社会的孤立にもつながる深刻な課題であり、その解消に全力をあげて取り組む。貧困及び貧困の連鎖によってこどもたちの将来が閉ざされることは決してあってはならない。こどもの貧困の背景には様々な社会的な要因があることを国民全体で広く共有し、こどもの現在と将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう貧困を解消し、貧困の連鎖を断ち切る必要がある。地域や社会全体で課題を解決するという認識の下、教育の支援、生活の安定に資するための支援、保護者の就労の支援、経済的支援を進める。どのような状況にあるこどもであっても、こうした支援を届けることにより、貧困を解消し、貧困の連鎖を断ち切ることは、まずもって一人一人の豊かな人生を実現することにつながることに加え、我が国の将来を支える人材が育つことにより、今後の我が国の成長・発展にもつながるものとも言える。 子どもの貧困には様々な要因もあります。難しい問題でもありますが、すべての子どもが置かれている状況に関係なく、食の困らず、学ぶことに阻害されることなく、夢や希望が叶う社会でなければなりません。親の経済状況による学習の格差、衣食住不自由なく暮らせる社会でなければなりません。もちろん親世代においても責任はあります。労働、納税。権利もありますが義務も果たすことが必要です。一生懸命に働くと当たり前の賃金が確保される。生活が確保されなければ、その子ども達の生活が保障されません。さらには、公教育の充実も言われることです。塾や習い事、部活動も同じですが、経済状態に大きく左右されてしまいます。だからこそ質の高い公教育が求められます。