60 「令和の日本型学校教育」の姿 16 2023/05/19 教職員の姿 『〇 教師が技術の発達や新たなニーズなど学校教育を取り巻く環境の変化を前向きに受け止め,教職生涯を通じて探究心を持ちつつ自律的かつ継続的に新しい知識・技能を学び続け,子供一人一人の学びを最大限に引き出す教師としての役割を果たしている。 その際,子供の主体的な学びを支援する伴走者としての能力も備えている。 ○ 教員養成,採用,免許制度も含めた方策を通じ,多様な人材の教育界内外からの確保や教師の資質・能力の向上により,質の高い教職員集団が実現されるとともに,教師と,総務・財務等に通じる専門職である事務職員,それぞれの分野や組織運営等に専門性を有する多様な外部人材や専門スタッフ等とがチームとなり,個々の教職員がチームの一員として組織的・協働的に取り組む力を発揮しつつ,校長のリーダーシップの下,家庭や地域社会と連携しながら,共通の学校教育目標に向かって学校が運営されている。 ○ さらに,学校における働き方改革の実現や教職の魅力発信,新時代の学びを支える環境整備により,教師が創造的で魅力ある仕事であることが再認識され,教師を目指そうとする者が増加し,教師自身も志気を高め,誇りを持って働くことができている。』 志をもって教員になって挫折することの要因って何だろうと考えたとき、多忙であること、そして子供たちとその保護者の多様化に対応できないことではないかと思います。もちろん教師に従順な子ども達であると思われたものが、なかなか通じない、互いを理解するだけの時間や背景の把握となると相当なストレスになるのではないかとも考えます。教員のキャパにもよると思われますが、昔は教師は尊重され、もちろん社会的にも尊重されてきたものの、キャパのなさから押さえつけるような指導も事実あったわけです。保護者にも子が言うこと聞かない場合には暴力も容認するといった大人が、子ども時代にそういったことを経験してきた大人が容認することさえ今でもあるようですが、現代ではあってはありえません。生徒側も社会のルールを守ることも必要ですし、相手を尊重することも大切です。そこには相手にしっかり向き合い対応することの大切さがあるように思います。子どもと向き合い、寄り添う時間とそのための業務の多忙さ軽減を支援すべきです。