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園からの発信

14 日本型学校教育の直面する課題と新たな動きについて 1

2023/03/10

本日より再び投稿は文部科学省への中央教育審議会の答申「令和の日本型教育」に戻ります。

答申では、2020年代を通じて実現を目指す学校教育を「令和の日本型学校教育」とし,その姿を「全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学び」としており、これからの教育・保育の基幹となり、既にスタートしています。このことについて改めて発信していきます。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を通じて再認識された学校の役割

『新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため,全国的に学校の臨時休業措置が取られ,地域によっては約3カ月もの長期にわたって子供たちが学校に通えない状況が生じた。この前例のない状況の中で,全国の学校現場の教職員,教育委員会や学校法人などの教育関係者におかれては,子供たちの学習機会の保障や心のケアなどに力を尽くしていただいた。学校再開後においてもその影響は今もなお残っており,引き続き,実態に応じた取組に尽力いただいている。

一方,当たり前のように存在していた学校に通えない状況が続いた中で,子供たちや各家庭の日常において学校がどれだけ大きな存在であったのかということが,改めて浮き彫りになった。「勉強が遅れることが不安」「部活を頑張りたいのに」「友達に会いたい」という子供たちの声が日本中にあふれた。また,家庭の社会経済文化的背景(Economic, Social and Cultural Status:ESCS)に格差がある中で,子供たちの学力格差が拡大するのではないかという指摘や,生活習慣の乱れに伴う心身の健康課題の深刻化や家庭における児童虐待の増加に関する懸念もある。学校という子供の居場所がないことで,多くの保護者が就労面で課題を抱えるとともに,子育てに関する負担が増大し,大きなストレスを抱えるようになったという指摘もある。さらに,学校の臨時休業が続いた影響により,学校再開後の登校を躊躇する子供もいるのではないかという指摘もある。』

 

保育園においても子ども達の育ちに大きな影響がありました。密を避ける、会話を控える、マスクで表情を読み取ることが出来ない。これらのことは生活をしていくうえでとても辛いことでありました。さらに、社会のリモート化も進み、コミュニケーションや共鳴、共感をすることに影響を及ぼしました。子どもの成長時期にとってはとても辛い期間でありました。支えてくれる人があって子どもは守られます。コロナ禍、国を挙げてコロナ対応をする医療機関に向けて「エール」が送られました。介護施設や学校、そして福祉施設に対しても心からエールを送ります。

 

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