子どもの成長123 2026/09/04 水分補給習慣・状態と健康関連行動・状態との関連 生活習慣が健康的か非健康的かで水分摂取習慣と水分補給状態が有意に異なる 健康指数スコア(HIS)に基づき、全体の34.1%が非健康的、65.9%が健康的と判定された。この両群を比較すると、年齢、居住地域、経済状態、健康状態に有意差はなかったが、非健康的な群には男性が多かった(44.4 vs 23.1%、p=0.001)。 9種類の飲料の摂取頻度が健康指数スコアに関連 健康指数スコア(HIS)に基づき生活習慣が非健康的とされた群と健康的とされた群の水分補給習慣を比較すると、食物摂取頻度調査票(FFQ)で評価した22種類の飲料のうち9種類の摂取頻度に有意差が認められた。具体的には、健康的な群は、天然発酵飲料、非炭酸ミネラルウォーターの摂取頻度が高く、非健康的な群は、風味付けられた発酵飲料、非炭酸フルーツ飲料、加糖炭酸飲料、お茶、エナジードリンク、ビール、ウォッカの摂取頻度が高かった。 生活習慣の差で尿比重と尿浸透圧にも有意差 次に、生活習慣が非健康的とされた群と健康的とされた群の尿所見を比較すると、生活習慣が非健康的な群は尿比重が高く(1.024 vs 1.019g/mL、p=0.038)、尿浸透圧も高くて(572 vs 516mOsm/kg、p=0.027)、体内の水分量が少ない傾向のある状態が示唆された。pHは両群ともに6.00だった。 日中の疲労、ウエスト周囲長、尿浸透圧は非健康的な生活習慣と独立した関連 続いて、非健康的な生活習慣を目的変数とし、年齢、性別、居住地、教育歴、経済状態を調整した回帰分析を施行。その結果、日中の疲労(オッズ比〈OR〉1.45〈95%CI;1.11~1.78〉)、ウエスト周囲長(OR1.35〈1.15~1.57〉)とともに、尿浸透圧(OR1.87〈1.33~2.37〉)が独立した正の関連因子として抽出された。反対に、非炭酸ミネラルウォーターの摂取頻度が高いことは、独立した負の関連因子として抽出された(OR0.54〈0.21~0.86〉)。 これら一連の結果に基づき著者らは、「健康指数スコア(HIS)と水分補給関連のパラメーターは、成人の健康状態の評価、および、介入において特別なサポートを必要とする集団の特定に補完的な役割を果たす」と述べている。