子どもの成長68 2026/06/17 夢の中でスキルを磨くと、リアルな世界での自己効力感がアップする 次に、明晰夢を見た時に「スポーツ/ダンススキルのトレーニング」をすることが、覚醒時のパフォーマンスや自己効力感(self-efficacy)に影響を与えているか否かを質問した。 パフォーマンスへの影響 まず、パフォーマンスへの影響については、42.9%が「向上する」、6.7%が「向上しない」、52.4%が「わからない」と回答した。これをアスリート群と非アスリート群に分けてみると、「向上する」はアスリート群が46.7%、非アスリート群は33.3%、「向上しない」は同順に6.7%、0%であり、いずれもアスリート群が多く、「わからない」は46.7%、66.7%で非アスリート群に多かった。 自己効力感への影響 自己効力感への影響については、57.1%が「向上する」、9.5%が「向上しない」、33.3%が「わからない」と回答した。アスリート群と非アスリート群に分けると、「向上する」はアスリート群が60.0%、非アスリート群は50.0%、「向上しない」は同順に13.3%、0%であり、いずれもアスリート群が多く、「わからない」は26.7%、50.0%で非アスリート群に多かった。 これらのほかには、明晰夢を見ることが睡眠の質に悪影響を及ぼすというエビデンスは認められないこと、睡眠時間や日中の眠気、睡眠障害の有病率などはアスリート群と非アスリート群で有意差がないものの、睡眠の質はアスリート群のほうが良好であること、全体として平日の夜間に睡眠不足となっている人が多いことなどが報告されている。 論文の結論部分には、「明晰夢を見ている最中にスポーツスキルのトレーニングをすると、スポーツパフォーマンスよりも覚醒時の自己効力感が高まる可能性がある」と記されている。