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園からの発信

子どもの成長69

2026/06/18

国内大学生アスリート1.1万人の調査で明らかになった、メンタル不調の意外(?)な実態

1万人以上の日本人大学生アスリートを対象に行われた、メンタルヘルス不調に関する調査の結果が報告された。何らかのメンタル不調を「診断されたことがある」と回答したのは2.4%であり、症状としては不安や抑うつが多く報告された。慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センターの木村豪志氏、佐藤和毅氏らの研究結果であり、論文が「Sports」に掲載された。

アスリートはメンタル不調を言い出せない

アスリートは日々、肉体的・精神的なストレスに曝されている。例えばトレーニングによる負荷はもちろんのことながら、食事や睡眠を含むスケジュール管理、そのためのスポーツ以外での交友関係の制限、アスリート同士での競争などは、アスリートでない人は経験することのないストレスと言える。約3割のアスリートがキャリアの中で、メンタル不調を経験するとする報告もある。

さらに、メンタルの不調は未だに「本人の弱さによるもの」と解釈する風潮が残っていて、アスリートの場合、ライバルとの争いにおいてマイナス要因と捉えかねられず、非アスリートに比べて周囲の人へ助けを求めるという行動が、よりためらわれやすい。とくに、精神的な成長過程にある若年の学生アスリートは、ストレスへの対応が未熟であったり、相談や助言を求めることのできる相手が限られていたりすることが多い。

アスリートのメンタル不調の有病率についてはエリートレベルでは複数の報告があるものの、日本の大学生アスリートでの実態は明らかにされていない。これらを背景として木村氏、佐藤氏らは、大学スポーツ協会(UNIVAS)に所属している学生アスリートを対象とする大規模なネット調査を行った。

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