幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 46 2024/12/03 ○ また、子供は欲しくないと思う大学生等が一定数存在しているため、中高生や大学生が子供に関わる機会や親になることを意識する機会をつくり、子育ての喜びや楽しさを伝えていくことが大切である。具体的には、子供の発達の段階に応じて、家族の役割や幼児期の子供の発達の特徴について理解し、子供とのよりよい関わり方について考え、工夫することができるよう、中学校や高等学校等とも連携し、幼児教育施設等の子供と触れ合う機会を充実することが考えられる。また、親になる前に子供の接し方が分からないといった場合には、妊娠初期から継続的に関わる伴走型相談支援の活用52や子供と共に人生を歩む喜びなどについて、伝えていくことが必要である。 将来への不安のある理由は経済的な理由が大きいと思われますが、学生にとっては社会でどうなるだろうといった懸念もあるかと思います。自信をもって社会に出ることができればいいのでしょうが、社会は即戦力を求めたり、人員不足、業績のためには効率化等を踏まえた人材を望んでいることもあり、経験もないままでは不安は募ってしまいます。逆に自信過剰で社会に出てもすぐに大きな壁に遭遇してしまうこともあるかもしれません。今の若者の不安を払しょくする受け入れ態勢も必要です。安定感を求める学生もいるでしょうが、社会人となる上での安心があって初めて仕事に打ち込むことができ、結婚というものも希望も出てくるように感じます。学生時代、中高生のころの子どもとの関わりはとても大切です。そういった機会は就学前の施設においては必須であり、いつでも協力する用意もあります。学校のカリキュラムに入れるべきです。