シリーズ6 はじめの100か月の育ちビジョン36 2024/09/06 2.幼児期までのこどもの育ちの5つのビジョン (5)こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す <保護者・養育者> ○こどもを養育する立場にある「保護者・養育者」は、こどもに最も近い存在であり、こどもにとって「アタッチメント(愛着)」を形成する対象となることを通じ、こどもの育ちに極めて重要な役割を果たす。このため、こどものウェルビーイング向上に必要な考え方を保護者・養育者と共有することや、保護者・養育者が社会に支援・応援されながら、安心して子育てを行えるようにすることが、こどもの育ちにとって大切である。また、保護者・養育者間の良好な関係性や、保護者・養育者自身が心身ともに健康的な状態を保持することも大切な要素である。以上のことから、(4)のビジョンに基づき、保護者・養育者のウェルビーイングと成長を支えることが重要である。 ○なお、妊娠期においては、保護者・養育者自身が「こどもまんなかチャート」の真ん中に位置することとなる。 子どもがまんなか、家族が支える、社会が支える。孤立させない、おせっかいでも地域は関わる、国や自治体はプッシュ型でも何でもいいんです。支援をしてください。安心して生み育てるためにはこのことをもっと周知すべきです。私的観点ですが、男が外で働き、女性が子育てをするといった考えが長く続き、戦後間もなくの高度成長時期に顕著となり、男女の役割が分けられ、以降ようやく女性の社会進出等と表現される時代になり、とっくに欧米から考えや子育て理念に開きが出てきて、少子化で待ったなしの状況下であるものの、いまだに過去の考え方が根底にある中で、どう社会を変えていくかだと思います。