こども大綱13 2024/03/28 こども・若者が、多様な価値観に出会い、相互に人格と個性を尊重し合いながら、その多様性が尊重され、尊厳が重んぜられ、固定的な性別役割分担意識や特定の価値観、プレッシャーを押し付けられることなく、主体的に、自分らしく、幸福に暮らすことができるよう支えていく。性別にかかわらずそれぞれのこども・若者の可能性を広げていくことが重要であり、乳幼児期から心身の発達の過程においてジェンダーの視点を取り入れる。 思想・信条、人種、民族、国籍、障害の有無、性的指向及びジェンダーアイデンティティ、生い立ち、成育環境、家庭環境等によって差別的取扱いを受けることがないようにする。貧困、虐待、いじめ、体罰・不適切な指導、暴力、経済的搾取、性犯罪や性暴力などの権利の侵害からこどもを守り、救済する。 こども基本法やこどもの権利条約の趣旨や内容を、こどもや若者や、子育て当事者、教育・保育に携わる者を始めとするおとなに対して広く周知し、社会全体で共有を図る。こどもや若者に関わる全ての施策において、こども・若者の視点や権利を主流化し、権利を基盤とした施策を推進する。 あえてこども基本法やこどもの権利条約の趣旨や内容を、こどもや若者や、子育て当事者、教育・保育に携わる者を始めとするおとなに対して広く周知し、社会全体で共有を図る。という文言は明らかにその考えが薄かったということでしょう。子どもの人権や社会における子どもの立場についていかに薄かったのか、軽視されてきたのかといったこともあります。だからこそこの明記によって社会の考えや受け止めが変わって欲しいし成長して欲しいですね。貧困によって排他されたり、チャンスさえもらえなかったり、虐待やいじめによる希望を失わせるような社会ではいけません。体罰・不適切な指導はあってはならないし、正当化されるものではありません。決めつける大人には理解してもらえないかも知れませんね。さらに犯罪に巻き込まれることもあってはならないことです。