Ⅱ 令和の日本型学校教育 17 2023/07/27 2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について (2)教育課程の在り方 ①学力の確実な定着等の資質・能力の育成に向けた方策 ○今般改訂された学習指導要領では,各教科等の指導を通して育成を目指す資質・能力を「知識及び技能」,「思考力,判断力,表現力等」,「学びに向かう力,人間性等」の3つの柱で再整理しており,この資質・能力の3つの柱は知・徳・体にわたる「生きる力」全体を捉えて,共通する重要な要素を示したものである。このため,学校において児童生徒の学力の確実な定着について検討するに当たっては,この資質・能力の3つの柱をバランスよく育成することが必要である。新学習指導要領を着実に実施するに当たっては,GIGAスクール構想により整備されるICT環境を最大限活用し,「個別最適な学び」と「協働的な学び」を充実していくことが重要である。 これからの取り組みにおける基盤となる表現です。人口減少、少子化といった中で、「誰一人とり残さない」丁寧な教育展開が必要であることを認識しています。バランスよく、さらにICT化はここ熊本市の義務教育機関では充実してきました。いかに活用するか。先駆的な取り組みと同時に就学前の保育施設や高校においてもどんどん進むことが望まれます。そのうえで学力の確実な定着ができる環境や社会が理解し支援する。このことが将来支えてくれるのですから。