私達の取り組む保育 シリーズNo.1-3 2022/09/07 1.「縦割りではない異年齢保育」 1-3 3歳児以上は発達・個人差ごとに 例えば、3人の保育者が3歳児以上の子供たちを、年齢別ではなく、発達・個人差でみてみるとしましょう。自由遊びの時間、いくつかのコーナーを用意して、子どもたちはそれぞれが好きなコーナーで納得いくまで集中して遊びます。このとき、年齢別ではなく3歳児以上の集団にすることで、職員は3倍のコーナーを見守ることができます。 他にも、給食の時、3人の保育者はそれぞれが食事中の子、パジャマに着替え中の子、お昼寝に入る子、と、3箇所について保育することができるのです。 同年齢の子の中だと、できない子・遅い子ははみ出がちですが、3年の幅の中では差異が目立たず、劣等感を感じないですむ、という面もあります。過去には年齢による習熟度と思い込んできたものを、「個人差」として捉えます。 そうすると、その子に合ったことをその子に合ったやり方でやることになり、自発性・集中力も身につき、個性が伸ばせるのです。 年齢別のクラスを編成していても、活動が異年齢で取り組むことのメリットです。もちろんそこには思いやりや他者との関係性も学んでいきます。さらに1人の担任で、1つのクラス集団を見ると片寄ったひとつの見方になることも懸念されます。複数の目で子どもの成長を支えていく視点や業務の負担感となれば質の高い保育の実施は困難です。ましてや保育者の限られた勤務時間よりも園児の在園児間が長く、担当制など実質的にはできないこともあります。担任は明確にするものの、チームで、複数で取り組むことで子どもの成長を支える取り組みとしています。