47 「令和の日本型学校教育」の姿 3 2023/04/27 子供の学び 『現在,GIGAスクール構想により学校のICT環境が急速に整備されており,今後はこの新たなICT環境を活用するとともに,少人数によるきめ細かな指導体制の整備を進め,「個に応じた指導」を充実していくことが重要である。 ○ その際,平成28年答申において示されているとおり,基礎的・基本的な知識・技能の習得が重要であることは言うまでもないが,思考力・判断力・表現力等や学びに向かう力等こそ,家庭の経済事情など,子供を取り巻く環境を背景とした差が生まれやすい能力であるとの指摘もあることに留意が必要である。「主体的・対話的で深い学び」を実現し,学びの動機付けや幅広い資質・能力の育成に向けた効果的な取組を展開していくことによって,学校教育が個々の家庭の経済事情等に左右されることなく,子供たちに必要な力を育んでいくことが求められる。 同答申を踏まえて改訂された学習指導要領の総則「第3 教育課程の実施と学習評価」の中で,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善について示された。』 クラスの運営においても習熟度別の活動や授業、順序性をもって少人数で取り組むことやグループワークなど大きく転換してきました。繰り返し強調される「主体的、対話的で深い学び」を実現するための礎は、人と人の交わり、関わりで人の意見を聞く、人の意見に左右されず自分の意見を主張し、折り合いをつけることができる能力ではないでしょうか。それは脳の前頭前野の活性化をどれだけするかによって変わってくると思われます。人とのかかわりを大切にする機会が就学前の教育で必要なことではないかと考えます。