41 新たな動き 5 2023/04/19 令和の日本型学校教育の構築を目指して から GIGAスクール構想 『中央教育審議会初等中等教育分科会では,本諮問「新しい時代の初等中等教育の在り方について」を審議する中で,これからの学びを支えるICTや先端技術の効果的な活用方法について特に優先して審議を行い,令和元(2019)年12月には「新しい時代の初等中等教育の在り方 論点取りまとめ」を示した。 このことも踏まえ,令和元(2019)年度補正予算において,児童生徒向けの1人1台端末と,高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための経費が盛り込まれ,GIGAスクール構想を進めていくこととなった。さらに,新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえて編成された令和2(2020)年度1次補正予算では,GIGAスクール構想の加速のための予算が計上された。両補正予算の金額は,文部科学省所管分で総額4,610億円に上るものである。』 日本における教育予算、子どもにかける予算は欧米に比べて随分と少ないことがこれまで云われてきました。やっと将来を担う子どもたちへの予算も同じです。10年ほど前には既に少子化時代が訪れて、国の危機となることも予測されていました。いよいよタイムリミットに近づき、ようやく国が腰を上げたといったところでしょうか。拍車をかけるように新型コロナのパンデミックとなり、在宅勤務や遠隔授業などの利便性、有用性が明らかとなり一気にICT化が進んでいます。それでも教育が先で、子育てが後になってしまっており、ようやく「こども家庭庁」の発足になり予算化が行われることになりました。しかしその予算は次年度からであります。一日も早く子どもたちへの費用計上をしてほしいと思います。