学習指導要領の趣旨の実現27 2025/10/06 4.教育課程の実施と学習評価 (1) 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善 ① 個別最適な学び・協働的な学びと授業改善 個別最適な学びを充実していく上では、基礎的・基本的な知識・技能の習得が重要であることは言うまでもありませんが、思考力、判断力、表現力等や学びに向かう力等こそ、家庭の経済事情など、子供を取り巻く環境を背景とした差が生まれやすい能力であるとの指摘もあることに留意が必要です。主体的・対話的で深い学びを実現し、学びの動機付けや幅広い資質・能力の育成に向けた効果的な取組を展開していくことによって、学校教育が個々の家庭の経済事情等に左右されることなく、子供たちに必要な力を育んでいくことが求められます。例えば、児童生徒の学習意欲を向上する観点からは、教科等を学ぶ本質的な意義や一人一人の学習状況を児童生徒に伝えること等が重要となります。 その際、ICT の活用により、学習履歴(スタディ・ログ)や生徒指導上のデータ、健康診断情報等を蓄積・分析・利活用することが重要です。このことは教師の負担を軽減することにもつながります。また、児童生徒がICT を日常的に活用することにより、自ら見通しを立てたり、学習の状況を把握し、新たな学習方法を見いだしたり、自ら学び直しや発展的な学習を行いやすくなったりする等の効果が生まれることが期待されます。 「個別最適な学び」を行うに当たり使用が見込まれるICT を利用した教材として、学習者用デジタル教科書、学習動画、ドリル教材、電子書籍、STEAM 教育向けのコンテンツ等があり、更に様々な紙の教材も組み合わせて指導することが考えられます。また、多様な教材を活用した学びに対応できる教師の指導力の育成も必要です。