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2023年 6月

70 (2)連携・分担による学校マネジメントを実現する

2023/06/02

『○学校が様々な課題に対処し,学校における働き方改革を推進するためには,従来型のマネジメントの下,学校の有するリソースだけで対処するには限界がある。今般の新型コロナウイルス感染症への対応を契機とした業務の見直しも含め,校長のリーダーシップの下,組織として教育活動に取り組む体制を整備することが必要である。その際,校長を中心に学校組織のマネジメント力の強化を図るとともに,学校内,あるいは学校外との関係で,「連携と分担」による学校マネジメントを実現することが重要となる。』

 

校長、教頭、教務主任など管理職において名誉職からの脱却も必要ではないでしょうか。求められているのは状況をしっかり把握し、必要な支援策さらには進展となるようなマネージメントが必要な時代ではないでしょうか。そのために必要なことは何かを的確に把握して、施していくリーダーシップも必要ですね。公教育の現場においては、国や自治体ももう少し実情を把握してほしいと思います。現場の管理者に求められるのはマネージメント力ですね。無難にとか、前例踏襲のみでは現代の子どもを取り巻く環境の変化には対応できないことを認識しないといけませんし、管理職においてもこれまでの経験を否定されているのではなく、否定するのでもなく、今の時代に沿った対応を考えていく必要があると認識しています。

 

 

69(1) 学校教育の質と多様性包摂性を高め教育の機会均等を実現する 4

2023/06/01

『また,国内外の学力調査では,家庭の社会経済的背景が児童生徒の学力に影響を与えている状況が確認されている。学力格差を是正するためには,社会経済的指標の低い層を幼少期から支援することが重要である。このため,国は,家庭の経済事情に左右されることなく,誰もが希望する質の高い教育を受けられるよう,幼児期から高等教育段階までの切れ目のない形での教育の無償化・負担軽減や,教育の質の向上のための施策を着実に実施することが求められる。』

家庭の経済力による学力の差や環境が大きく影響しているとはっきりと答申で指摘しています。だからこそ家庭環境にかかわらず、誰もが質の高い教育を途切れなく受けることのできる教育の質の向上、さらには国の支援も必要だと思います。全国どの地域においても幼児期から質の高い教育を受けることのできる環境整備が必要です。学校に登校する環境にない生徒に対してどのように登校の環境を整えるか、学習支援をどうするか、教科を教えるだけが学校職員の役割ではないはずです。不登校といった問題とも大いに関係があります。公教育だけでなく、今や当然となっている高等学校教育、さらには就学前の教育機関も同じであります。子どもがどういった環境であるかをしっかり理解し、すべての子どもたちが学ぶ機会を確保する親の責務と受け入れる学校の責務もあると思います。

 

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