私達の取り組む保育 シリーズNo.3-1 2022/09/15 ねらいに応じた選択制の保育 子ども達は自分で選択し、自己主張することと同時に、自己責任を持つことも、覚えていきます。それが、我慢をすること・人の話しを聞くこと・自己を抑制しようとする気持ちへとつながっていくのです。 保育の選択性ってなに? たとえば「秋を感じてもらう」という保育のねらいを立てたとき、3・4・5歳児の3人の保育者は、自分の好きな、得意なアプローチを提案します。 「外遊びで、秋を感じてもらう。」「私はリズム遊びで。」「僕は制作で。」そして、子ども達も、自分のやりたい活動を選びます。それぞれのアプローチから、秋を感じてもらうのです。これを「保育の選択性」と言っています。 先日山に行った際には、「自然を感じる」とし、ビオトープで生き物探し、木の実や葉っぱを集めるといった選択をして自然を感じました。様々な活動において、子どもが選択をすることによるこどもの意思の尊重を心がけます。
私達の取り組む保育 シリーズNo.2-5 2022/09/14 子ども主体の保育 自主性から自律。そして他者支援力へ どの子も個性は違います。 しかし、ひとりひとりの主体性を認め、引き出していくと、次第に、他の人と生きることが子どもたちにとって自分の喜びとなっていきます。 この中から、徐々に自分を制御する力、「自律」がうまれてくるのです。 その次には、他人の痛みを知ったり、他人の喜ぶことをしようと手助けする「他者支援力」が生まれてきます。 これらの発達はとても大切なものですが、起こる順序を逆にすることも 飛ばしてしまうこともできません。 子どもの自主性から自律。そして他者支援力へ。 この流れをきちんと保障していくような保育が必要なのです。 人と関わって過ごす中での自律を促す。そして他者の気持ちも分かるように促して行きます。
私達の取り組む保育 シリーズNo.2-4 2022/09/13 子ども主体の保育 体験の大切さ 自ら考え、主体性を持って行動するためには言葉だけの理解ではなく、からだを使ってやってみる・感じてみるという「体験」が大切です。 体験すること。体験によって気付いたこと、感じたことを互いに分かち合うことが大切であり、それを援助することも保育者の重要な役割です。 山の自然活動、畑の活動など日々保育に取り入れています。
私達の取り組む保育 シリーズNo.2-3 2022/09/12 子ども主体の保育 受身ではなく参加型の保育 子どもが主体的にかかわらないことには、 子どもの自発的な遊び・学習は始まりません。 保育者は、「教える・面倒を見る」という立場ではなく、「子どもの興味や意欲を引き出す」というスタンスで保育にあたっています。受身ではなく、子どもが主体的に関わることを促す保育がおこなわれているのです。 また、参加型では、自分から主張しなければいけないシーンが多々あります。 そして同時に、それを他人に納得してもらわなければなりません。 これが、コミュニケーションであり、自己主張です。 毎日の保育を通して、子どもの自己主張する力・コミュニケーション力を 高めていく工夫がこらされています。 一斉画一的な場面だけでなく、サークルタイムなどを取り入れて子どもの意見を聞く取り組みをしています。
私達の取り組む保育 シリーズNo.2-2 2022/09/09 子ども主体の保育 遊びのミュージアム 私たちの園では、遊びのミュージアムという環境を用意しています。ここでは、子どもがなにかしたいと思ったときに、それを叶えることができるような、空間・備品・時間が準備されています。保育者はその活動を保障するような言葉かけ、モデルを示します。 子どもたちはここで、自発的な活動が心ゆくまでできるようになり、活動の終わりに際しても、納得して自発的に終ることができるよう、保育者は工夫をしています。 以前はコーナーとも呼んでいましたが、子ども同士が関わって遊ぶゾーンと呼んでいます。見立て遊び、ブロック、絵本、お絵かきなど、さらには静と動のゾーンなどを準備しています。