幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 32 2024/11/13 ○ このように、遊びを通して学ぶという幼児教育の特性を踏まえ、日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら日本語感覚を身に付けることによって、コミュニケーション能力や自己表現する感性を育むなど、言葉を豊かにする遊びの工夫が必要である。このことは、将来の小学校教育において、語彙量を豊かに増やしていく学びにもつながると考えられる。 ○ なお、幼児教育施設での生活においては、直接的・具体的な体験が重要であるが、ICTを活用することにより、遊びの展開の一層の充実を図り、より深い学びに向う教育活動を実施することも可能である。その際、ICTの特性や使用方法、子供の発達等を考慮しつつ、子供の直接的・具体的な体験を通じた学びを、更に深い学びにするための工夫を行いながら活用することが重要である。ICTの操作の習得を目的としたり、先生の一方的な指導となったりすることなく、子供の興味や関心が広がるような豊かな体験が可能となるよう、ICTを活用することが必要である。 学校間のICT教育においてはまだまだ大きな差があると感じています。ある小学校においては、タブレットを使い、調べ、写真を添付してレポートをまとめたり、オンラインで意見の交換や互いが関わり合って作成し発表に結び付けたりする姿があった一方、学校においては連絡事項や課題をメールと同様な使い方だけやオンライン授業と言ってもただ通信、顔が見える活用だけであったり様々なようです。特に熊本市においては、熊本地震の前にクラスごとにつかる体制と地震後にはすべての子ども達への供給がなされたことで、コロナで一斉休校となったときには、学校からの連絡や配信、繋がることの活用もあり、今では全国に比べとても進んでいますよね。目指す方向性が示されており、さらにその先に進めるような活用方法を全国いたるところ、どこでもできることは学習の地域間格差をなくすことにもつながるように感じます。