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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 54

2023/09/20

7.新時代の学びを支える環境整備について

(1)基本的な考え方

○Society5.0時代の到来など子供たちを取り巻く環境が大きく変化する中で,全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと,協働的な学びを実現し,教育の質の向上を図る必要がある。また,今般の新型コロナウイルス感染症対応を踏まえれば,新たな感染症や災害の発生等の緊急時にあっても全ての子供たちの学びを保障する環境を整備することが喫緊の課題である。これらを踏まえ,「GIGAスクール構想」の実現を前提とした新しい時代の学びを支える学校教育の環境整備を図ることが必要である。

(2)新時代の学びを支える教室環境等の整備

○情報端末・教科書・ノート等の教材・教具を常時活用できる教室用机(新JIS規格),情報端末の充電保管庫等の整備や遠隔会議システム,統合型校務支援システムの導入など,「1人1台端末」や遠隔・オンライン教育に適合した教室環境や教師のためのICT環境の整備を図る必要がある。また,学校図書館における図書の充実を含む環境整備など既存の学校資源の活用も併せて進める必要がある。さらに,特別教室等への空調設備の設置促進など「新しい生活様式」も踏まえ健やかに学習できる衛生環境の整備を行う必要がある。また,障害のある子供の学びの環境の整備も極めて重要であり,障害者差別解消法や今般改正されたバリアフリー法,教育のICT化の動向も踏まえつつ,バリアフリー化を進める必要がある。

 

記載の通り、整備が進んでは来ましたが、そのまま、未だに課題が山積です。冷暖房、バリアフリー、Wi-Fi、ジェンダーフリーいろいろです。個別、グループワーク等に必要な時代に合わせた机やイスも必要なんですね。ただし、関西の某有名難関大学進学高校では、いまだに机椅子一体型だそうです。伝統と理由があるようです。姿勢や集中力に関係するのでしょうか?

 

Yahoo検索より

Ⅱ 令和の日本型学校教育 53

2023/09/19

6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について

(3)特例的な措置や実証的な取組等

③個々の才能を存分に伸ばせる高度な学びの機会など新たな学びへの対応

○遠隔・オンライン教育も活用した,日本や外国の大学や研究機関,企業等をはじめとした社会の多様な人材・リソースなどを活用することで,最先端のアカデミックな知見を用いた特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する指導について,実証的な研究開発を進めることが必要である。

○義務教育段階において,ICTの活用等による効果的・効率的な学習と,探究的な学習の充実を組み合わせるなど,カリキュラム・マネジメントに係る学校裁量の幅の拡大の一環として,教科等の特質を踏まえつつ,教科等ごとの授業時数の配分について一定の弾力化が可能となる制度を設けるべきである。

○また,特別な配慮を必要とする児童生徒に関して特別の教育課程を編成し,多様なメディアを効果的に活用し遠隔教育を行うこと(やむを得ず学校に登校することができない児童生徒については,学校外における受講も認めること)について,特例的な措置を講じ,対面指導と遠隔教育とを最適に組み合わせた指導方法の研究開発に向けた実証研究を実施するべきである。

○高等学校段階において,多様なメディアを効果的に活用し,生徒の実情に応じて家庭における同時双方向型のオンライン学習を授業の一部として特例的に認めることにより,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化を図る取組を検討することが必要である。

 

義務教育にも特例的な措置や実証的な取り組みとあります。これまでは家庭において特に特化するような才能をもったこども達もいましたが、学校の授業として取り組むことはなかったが、進めることができるとしています。これによりごくごく少数の対象者とはなるでしょうが、学校の管理者の考え方ひとつで挑戦できる。特に最近だとプログラマーといったことをどんどん進めていく生徒もいると聞きますし、昔からあるような芸能分野等でも活躍する子ども達もいるわけですから、基礎学力をも踏まえた高度な学びの機会への取り組みも必要な時代となり、社会においても理解すべきことであると感じます。ただし時代は急速に進んでいくことも忘れてはなりません。進歩に後れを取った場合や行き詰った場合をどうフォローするのか。子どもの一生をしっかりと理解しあって進むことも大切ではないでしょうか。スポーツにもよくあります。文武両道、特化した競技だけしていても故障や挫折した場合には取り返しがつかない。逆にどんなに能力があろうともけがや故障で離脱してしまうこともあるのです。何度失敗しても、挫折しても挑戦することも大切です。しかし自己の生活のことを判断できる年齢ではなく、周りの理解やバックアップが必要です。特に特化した能力、才能を有する子どもを延ばすことはとても大切ですがその後のフォローはどうするのかなど少し不安を感じます。

 

 

Yahoo検索から

 

号外 令和6年度新規入園申込について

2023/09/16

既に熊本市のホームページに掲載されておりますが、令和6年度新規申込の日程が示されておりますのでお知らせします。

①申請書類配布開始 令和5年10月6日から

※熊本市HPからもダウンロードできます。

②申請書類配布場所 各認可保育所、各区役所保健こども課窓口

③一次選考受付期間 令和5年11月1日から令和5年11月21日まで

例年より1か月ほど早まりました。

まんごく保育園においても次年度に向けて施設見学が増えてきました。お電話の上ぜひお越しください。

 

 

Ⅱ 令和の日本型学校教育 52

2023/09/15

6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について

(3)特例的な措置や実証的な取組等

①臨時休業時等に学校と児童生徒等の関係を継続し学びを保障するための取組

○新型コロナウイルス感染症を含む様々な感染症や自然災害等により,臨時休業等が行われるなど,児童生徒等がやむを得ず登校できない場合においても,学校と児童生徒等の関係を継続し,心のケアや虐待の防止を図るとともに,学校の教育活動を継続し,児童生徒等の学びの保障を着実に実施するために,制度的な措置等について検討・整理することが必要である。

②学校で学びたくても学べない児童生徒への遠隔・オンライン教育の活用

○学校で学びたくても学べない児童生徒(病気療養,不登校など)に対し,遠隔・オンライン教育を活用した学習について出席扱いとする制度や,学習の成果を評価に反映することのできる制度の活用促進に向けて,好事例を周知し,学校外での学習活動の適切な把握を進めるとともに,制度の利用状況を分析し,より適切な方策を検討するべきである。

 

児童生徒が学校に登校することが前提であった学校教育。当然今後もそうでしょう。別でも示しましたが、つらい思いで登校できない児童生徒も多くいる現実。災害等で出席が叶わない児童生徒もいる中で、ICTを通じ繋がることの大切さを感じています。小中高大学に関わらず、全ての学校において生徒とつなぐことの大切さがあってこその教育の充実と感じます。しかし、そこに人と関わることが不安な児童もいます。オンラインだからといってグループワークなどの場面に強制的に参加させることには疑問が残ります。繋がってるだけでいいといった児童もいるのです。災害とは別に、心のケアが必要な児童、人との関わりに不安を持った児童に対する支援も考える必要があります。

熊本地震やコロナで学校が休校の時期に熊本市での好事例としてとりあげられた不登校の子どもがオンライン授業に参加したとの報告もありました。そこにはどんな状況であっても「学びたい」といった生徒の意思が繋がることを選んだと受け止めています。学友とのやり取りをしたいけど、すぐには難しいという気持ちのうえではないか思います。「繋がる」だけで十分ではないでしょうか。早急かつ即といったやり取りではなく、授業を聞きたいだけでも十分な活用だと思います。あとはどうつながりを継続するかではないでしょうか。

Ⅱ 令和の日本型学校教育 51

2023/09/14

6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について

(2)ICTの活用や,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導の充実

⑧ICT人材の確保

○ICTを活用した学びを充実するため,その技術や活用に知見を有するGIGAスクールサポーター109,ICT支援員といったICT人材の確保を促進するべきである。その際,企業や大学とも連携し,地方公共団体がICT人材を確保しやすい仕組みを構築するとともに,地方公共団体のICT人材の確保や遠隔によるサポートも含めた活用の事例を収集して全国に展開することが必要である。

○とりわけ,ICT支援員は,学校における教員のICT活用(例えば,授業,校務,教員研修等の場面)をサポートすることを想定しており,教師とICT支援員が連携することにより,ICTを活用した授業等を教師がスムーズに行うことができると考えられるため積極的な活用が求められる。

○また,事務職員についても,ICTを活用した教育活動に必要な人的・物的資源等の調整・調達などを通して積極的に参画できるよう,ICTに関する研修等の充実を図ることが重要である。

○さらに,教育委員会において,外部人材の活用も含めてICTに関する専門性を有した人材の意思決定を伴う立場への配置を促進するとともに,ICT環境整備(セキュリティ含む)に関する計画策定,ICTを活用した効果的な指導方法等について助言・支援を行うICT活用教育アドバイザーの活用を推進する必要がある。

学校の職員の概念も変わっていかなければなりません。授業を行う教員も専門性をもっての専科の授業、事務や用務員さんたちもさらに必要の感じます。さらにははやり一般企業等でICTに詳しい職員とスキルアップする教員によって構成されつつあります。しかし繰り返しますが、教えるだけ、使いこなすだけでなく子ども同志の関係や人との関係構築、家庭をも配慮できる職員が必要な時代です。管理者もこれまでの経験だけでなく、新たに取り組む姿勢を示していかなければ役割としては不十分な時代となるのでしょう。

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