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園からの発信

幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 58

2024/12/19

③幼児期の教育の質保障のために必要な人材確保・定着等

(ウ)幼児教育施設の勤務環境の改善

○ 幼児教育施設の先生がワーク・ライフ・バランスを実現しながら、生き生きとやりがいや充実感を持って働ける勤務環境とすることが重要である。国においては、幼児教育施設における管理職等のマネジメント能力やリーダーシップの向上等による勤務環境の改善を図るとともに、先生の働き方改革を推進することが必要である。

(管理職等のマネジメント能力・リーダーシップの向上)

○ 幼児教育施設の先生の資質・能力の向上を図り、その能力を十分に発揮できる環境を整備するためには、管理職等のマネジメント能力やリーダーシップの向上を図ることが重要である。

○ 管理職がリーダーシップを発揮し、園風土の改善に努めれば、先生の人間関係に関わる負担感を低下させ、さらにそれを通して職務満足感を引き上げる可能性、また先生の保育の質を引き上げる可能性が高いとの研究成果もあり、地方自治体においては、このような研究成果等も踏まえながら、管理職等に対する研修の充実を図ることが求められる。

○ 特に、主体的な特色ある園づくりが求められている中では、幼児教育施設の教育目標の実現に向けて、先生が一体となった組織的な運営が必要であり、ミドルリーダーや若い先生が主体性を持って活躍できる勤務環境となるよう、管理職が果たす役割は重要となっている。さらに、幼児教育施設の特質として、例えば一人の子供に対して多くの先生が関わっているなど、教育活動の成果については組織的な活動の結果として捉える必要があるという点からも、管理職の役割は重要となる。

 

この記述から読み取れるものとして、職員のワークライフバランスの実現をするには職員数を増やす必要があります。例えば職員が出産育児中の時期だけしか雇えないのが現状です。時間短縮時の対応は、不足する時間だけ働いてくれる職員を配置するだけでいいのでしょうか。そんな都合よく働いてくれる職員がいるのでしょうか。管理職としては負担軽減のためにもう一人職員を配置したいがその費用はないのです。配置基準以上の配置は各施設の努力であるのです。机上の空論、絵に描いた餅では保育現場は運営できないことを知って欲しいですね。

 

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