幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 55 2024/12/16 ②架け橋期の教育の質保障のために必要な人材育成等 (エ)幼保小の架け橋プログラムの推進 ○ 地域においては、架け橋期の教育の充実を図るため、幼保小の先生はもとより、保護者や地域住民等の子供に関わる大人が立場の違いを越えて自分事として連携・協働し、この時期にふさわしい主体的・対話的で深い学びの実現を図り、一人一人の多様性に配慮した上で、全ての子供に学びや生活の基盤を育むことを目指し、手引きを参考にしながら、幼保小の架け橋プログラムを推進することが必要である。その際、地域の実情に応じて、特別支援学校や認可外保育施設等の参画も得ながら進めることが必要である。 ○ また、本プログラムの実施に当たっては、以下のような子供の学びや生活に関することやプログラムの実施に関することについて、関係者で共通理解を図りながら進めるとともに、関係者と共に振り返りながら改善を図っていくことが重要である。 【子供の学びや生活に関すること】 ・架け橋期を通じて育みたい資質・能力 ・「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」 ・特別な配慮を必要とする子供を含む全ての子供のウェルビーイングへの配慮 ・子供の学びにおける先生や大人の役割 【プログラムの実施に関すること】 ・幼保小の連携・接続により主体的・対話的で深い学びを実現すること ・設置者・施設類型・学校種を越えた対話、協働、発信を行うこと ・実質的な話し合いや実践を重視すること ・ICTやオンライン等の活用による負担軽減や時間の効率的使用を図ること ・持続的・発展的な取組とすること ・形式的な取組とならないよう、子供の姿を起点とした取組を推進すること 子どもが通っている就学前の施設からの聴き取り、接続のための時間を互いに持つことと共に、刷り込みや決めつけではない対応を互いにしなければなりません。ただし、保育所、幼稚園、認定こども園は教育保育の実施施設です。認可外施設等は預かり施設として位置づけられており、学校が把握しようとしている3要領に関係ない施設であることを踏まえ、違和感はあるのは実感です。しかしながらどういった施設であっても質が確保され子どもの成長を支える視点で対応できなければ参画しても難しい。逆に3施設においてはさらなる役割、質の向上が求められることを踏まえなければなりません。