シリーズ6 はじめの100か月の育ちビジョン4 2024/07/23 1.はじめの100か月の育ちビジョンを策定する目的と意義 ・生涯にわたる身体的・精神的・社会的ウェルビーイングの向上 (「ウェルビーイング」の基本的な考え方) ○本ビジョンにおいては、全ての人で支えるべき「こどもの育ちの質」について、こども基本法の目指す、こどもの生涯にわたる幸福、すなわちウェルビーイングの考え方を踏まえて整理した。この「ウェルビーイング」は、身体的・精神的・社会的(バイオサイコソーシャル)に幸せな状態にあることを指す。また、ウェルビーイングは、包括的な幸福として、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など生涯にわたる持続的な幸福を含む。このようなウェルビーイングの向上を、権利行使の主体としてのこども自身が、主体的に実現していく視点が重要である。 ○なお、ウェルビーイングは、生涯にわたる全ての時期を通じて高めることが重要であり、こどもとともに育つおとなにとっても重要なものである。こどももおとなも含め、一人一人多様な個人のウェルビーイングの集合として、社会全体のウェルビーイング向上の実現を同時に目指すことが必要である。 「ウェルビーイング」は、身体的・精神的・社会的に幸せな状態にあることを指す。また、包括的な幸福として、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など生涯にわたる持続的な幸福としており、ウェルビーイングの向上を、権利行使の主体としてのこども自身が、主体的に実現していく視点が重要である。と示しました。「ウェルビーイング」という言葉はこれまで福祉の現場では叫ばれてきましたが、ようやく社会に向けて提示されだしました。遅ればせながら日本においても実現する社会を構築していく必要がありますね。