こども大綱70 2024/06/20 (4)多様な声を施策に反映させる工夫 貧困、虐待、いじめ、体罰・不適切な指導、不登校、障害・医療的ケア、非行などを始め、困難な状況に置かれたこども・若者、ヤングケアラー、社会的養護の下で暮らすこども、社会的養護経験者など、様々な状況にあって声を聴かれにくいこどもや若者、乳幼児を含む低年齢のこども、意見を表明することへの意欲や関心を必ずしも高くもてないこどもや若者がいることを認識し、全てのこども・若者が自らの意見をもち、それを表明することができるという認識の下、安心して意見を表明し、その意見が施策に反映されるよう、意見聴取に係る多様な手法を検討するとともに、十分な配慮や工夫をする。 (5)社会参画・意見反映を支える人材の育成 こどもや若者が意見を言いやすい環境をつくるため、安全・安心な場をつくり意見を言いやすくなるように引き出すファシリテーターを積極的に活用できるよう、人材確保や養成等のための取組を行う。 (6)若者が主体となって活動する団体等の活動を促進する環境整備 様々な社会課題の解決に自ら声を上げて取り組む若者団体や地域においてこどもや若者が主体となって活動しているこども会議、若者会議、ユースカウンシルなどは、こどもや若者の社会参画の機会の一つであり、これらの活動がより充実するよう、連携を強化するとともに、好事例の展開等を進める。若者団体等の主体的な活動を促進するための取組の在り方について検討する。地域におけるこどもの意見反映・社会参画の拠点として、児童館、こども会、こども食堂や学習支援の場など地域にある多様な居場所、公民館や図書館などの社会教育施設、こどもの意見表明支援やこどもの社会参画機会の提供を行う民間団体との連携を強化する。 (7)こども・若者の社会参画や意見反映に関する調査研究 こどもや若者の社会参画や意見反映に関する調査研究を推進する。こども・若者の社会参画、意見反映のプロセスやその結果に係る評価について、仕組みの構築に向けて取り組む。 多様な声をぜひ拾い上げて欲しいし、耳を傾けて欲しい。そして施策に反映して実情に合った支援となることが大切です。机上だけでは声は届きません。公的機関の人材投入を願いします。子どもの居場所や子ども食堂も大切な取り組みであり広げていく必要もあります。さらに学習支援の場など最もと必要な機関ではないでしょう。子どもにお金をかけて来なかった社会からの転換に期待します。さあらに指摘の子どもの意見を引き出すファシリテーター的人材の養成をもっと進めるべきですね。