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園からの発信

教育・保育要領解説39

2024/02/07

ア 健康な心と体 ②

保育教諭等は、園生活の流れ、園内の様々な場所や遊具、保育教諭等や友達など、それぞれが園児にどのように受け止められ、いかなる意味をもつのかについて捉え、園児の主体的な活動を促す環境をつくり出すことが必要である。その上で、園児が自ら体を動かし多様な動きを楽しむことや、よりよい生活のために必要な行動を園児の必要感に基づいて身に付けていくことなど、発達に即して園児の必要な体験が得られるよう工夫していくことが求められる。その際、健康で安全な生活のために必要なことを、学級等で話題にして一緒に考えてやってみたり、自分たちでできたことを十分に認めたりするなど、自分たちで生活をつくり出している実感をもてるようにすることが大切である。また、交通安全を含む安全に関する指導については、日常的な指導を積み重ねることによって、自ら行動できるようにしていくことが重要である。

こうした幼児期の経験は、小学校生活において、時間割を含めた生活の流れが分かるようになると、次の活動を考えて準備をしたりするなどの見通しをもって行動したり、安全に気を付けて登下校しようとしたりする姿につながる。また、自ら体を動かして遊ぶ楽しさは、小学校の学習における運動遊びや、休み時間などに他の児童と一緒に楽しく過ごすことにつながり、様々な活動を十分に楽しんだ経験は、小学校生活の様々な場面において伸び伸びと行動する力を育んでいく。

 

子どもの成長を支える上で、子どものおかれた状況を把握したうえで、成長過程を客観的にとらえ、次のステップを用意できればと思います。また、大きな時間のくくりで生活し、朝の集まりにてその日の流れを想像し理解したり、外での体操で体を動かし、主活動に取り組み、手洗いうがいなど済ませ、食事の準備に取り掛かる。食事のマナーも大切ですね。午前中だけでもたくさんの生活があり、細かな経験もあるのです。さらにはお茶を飲んだりと、日々の体験や経験にて子ども自身は言われなくとも行動できるようになります。何でもないこと、日頃の生活の積み重ねが大切なこととなるのです。

 

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