教育・保育要領解説37 2024/02/05 (2) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 4 さらに、小学校の教師と「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を手掛かりに子どもの姿を共有するなど、幼保連携型認定こども園の教育及び保育と小学校教育の円滑な接続を図ることが大切である。その際、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は幼保連携型認定こども園の保育教諭等が適切に関わることで、特に幼保連携型認定こども園の生活の中で見られるようになる園児の姿であることに留意が必要である。幼保連携型認定こども園と小学校では、子どもの生活や教育の方法が異なっているため、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」からイメージする子どもの姿にも違いが生じることがあるが、保育教諭等と教師が話し合いながら、子どもの姿を共有できるようにすることが大切である。 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、幼保連携型認定こども園の教育及び保育を通した園児の成長を園の関係者以外にも、分かりやすく伝えることにも資するものであり、各園での工夫が期待される。 難しい課題でもありますが、園と小学校では、子どもの生活や教育の方法が異なっているため、保育教諭等と教師が話し合いながら、子どもの姿を共有できるようにすることが大切である。とされるものの、現在、幼保小中連携で年に1度しか交流はなく、子どもの姿と聞き取りが行われる程度では、連続した子どもの成長や学びを伝えていくことには困難があります。就学前保育施設と学校というギャップに一番戸惑うのが子ども達なのです。互いの理解と連携が子どもの成長を支えていくことができるのですが。さらにそのことにつながるには子どもと教職員との信頼関係構築でもあります。しっかりと子どもを受け止めてくれる教職員に期待したいですね。