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園からの発信

教育・保育要領解説33

2024/01/30

( 6 ) 在園期間全体を通して行う教育及び保育 5

乳幼児期に多様な体験をし、様々なことに興味や関心を広げ、それらに自ら関わろうとする気持ちを育むことは、人生最初の段階である乳幼児期から重要なことである。また、園児が生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場が幼保連携型認定こども園であることを踏まえ、園児の現在が心地よく生き生きと幸せであるとともに、その未来も見据え長期的な視野をもって、保護者と共に生涯にわたる生きる力の基礎を培う生活を保障していくことが重要である。それは、園児が現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことであり、また、生涯、発達し続けていく園児一人一人の可能性を信じることでもある。幼保連携型認定こども園における教育と保育は一体となって園児の現在と未来をつなげる営みともいえるであろう。

このように、幼保連携型認定こども園の教育及び保育は、義務教育の基礎を培うことはもとより、義務教育以降の教育の基礎、つまり生涯にわたる教育の基礎を培う重要なものであることを忘れてはならない。

認定こども園法第9条に規定する幼保連携型認定こども園の教育及び保育の目標については、発達や学びの連続性及び生活の連続性の観点からも、満3歳未満の園児の保育にも当てはまることに留意し、小学校就学の始期に達するまでの全体が園児の生きる力の基礎を育成することを保育教諭等や保護者等で共有することが大切である。

 

「多様な体験」「心地よく生き生きと幸せである」大切にしたい言葉です。一人一人の子どもの人権ももちろんのこと、今をしっかりと生き、たとえゆっくりであろうとも望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことにつながる活動や体験を経験し、育んでいける保育を実践していきたいと思います。

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