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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 52

2023/09/15

6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について

(3)特例的な措置や実証的な取組等

①臨時休業時等に学校と児童生徒等の関係を継続し学びを保障するための取組

○新型コロナウイルス感染症を含む様々な感染症や自然災害等により,臨時休業等が行われるなど,児童生徒等がやむを得ず登校できない場合においても,学校と児童生徒等の関係を継続し,心のケアや虐待の防止を図るとともに,学校の教育活動を継続し,児童生徒等の学びの保障を着実に実施するために,制度的な措置等について検討・整理することが必要である。

②学校で学びたくても学べない児童生徒への遠隔・オンライン教育の活用

○学校で学びたくても学べない児童生徒(病気療養,不登校など)に対し,遠隔・オンライン教育を活用した学習について出席扱いとする制度や,学習の成果を評価に反映することのできる制度の活用促進に向けて,好事例を周知し,学校外での学習活動の適切な把握を進めるとともに,制度の利用状況を分析し,より適切な方策を検討するべきである。

 

児童生徒が学校に登校することが前提であった学校教育。当然今後もそうでしょう。別でも示しましたが、つらい思いで登校できない児童生徒も多くいる現実。災害等で出席が叶わない児童生徒もいる中で、ICTを通じ繋がることの大切さを感じています。小中高大学に関わらず、全ての学校において生徒とつなぐことの大切さがあってこその教育の充実と感じます。しかし、そこに人と関わることが不安な児童もいます。オンラインだからといってグループワークなどの場面に強制的に参加させることには疑問が残ります。繋がってるだけでいいといった児童もいるのです。災害とは別に、心のケアが必要な児童、人との関わりに不安を持った児童に対する支援も考える必要があります。

熊本地震やコロナで学校が休校の時期に熊本市での好事例としてとりあげられた不登校の子どもがオンライン授業に参加したとの報告もありました。そこにはどんな状況であっても「学びたい」といった生徒の意思が繋がることを選んだと受け止めています。学友とのやり取りをしたいけど、すぐには難しいという気持ちのうえではないか思います。「繋がる」だけで十分ではないでしょうか。早急かつ即といったやり取りではなく、授業を聞きたいだけでも十分な活用だと思います。あとはどうつながりを継続するかではないでしょうか。

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