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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 47

2023/09/08

6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について

(2)ICTの活用や,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導の充実

①ICTの日常的な活用による授業改善

○ICTを“すぐにでも”“どの教科等でも”“誰でも”活用できる環境を整え,日常的に活用することにより,児童生徒がICTを「文房具」として自由な発想で活用できるようにし,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に生かしていくべきである。

②学習履歴(スタディ・ログ)など教育データを活用した個別最適な学びの充実

○学習履歴(スタディ・ログ)をはじめとした様々な教育データを蓄積・分析・利活用することにより,児童生徒自身の振り返りにつながる学習成果の可視化がなされるほか,教師に対しては個々の児童生徒の学習状況が情報集約されて提供され,これらのデータをもとにしたきめ細かい指導や学習評価が可能となる。また,一人一人の児童生徒の状況を多面的に確認し,学習指導,生徒指導,学級経営,学校運営など教育活動の各場面において,一人一人の力を最大限引き出すためのきめ細かい支援が可能となる。

このため,教育データ利活用の基盤となるデータ標準化等の取組を加速しつつ,個々の児童生徒の知識・技能等に関する学習計画及び学習履歴(スタディ・ログ)等のICTを活用したPDCAサイクルの改善を図ることや,進学や転学等の際にも学校間で児童生徒のデータの引き継ぎを円滑に行うことなどにより,全ての子供たちの可能性を引き出すよう,個々の状況に応じたきめ細かい指導や学習評価の充実や,学習の改善を図ることが必要である。また,全国の学校でCBTを活用したオンラインでの学習診断などができるプラットフォームを構築するとともに,先端技術の持つ強みを最大限生かし,学校現場で効果的に活用できるよう,効果や留意点,活用事例等を整理・周知する必要がある。

 

教科について享受するだけ一方的な講義や説明であるなら全国一斉配信で事は済みます。大切なことは児童生徒の理解状況を把握したうえでのフォローだと思います。学習履歴だけでは判断できない部分をどう学校や教員が評価するか?テストだけでしょうか。PDCAサイクルが中心になるでしょうが、そのためには対面指導の大切さがあるのではないでしょうか。配信して終わりではないと思います。

 

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