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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 25

2023/08/08

2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について

(2)教育課程の在り方

②補充的・発展的な学習指導について

イ特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する指導

○米国等においては「ギフテッド教育」として,古典的には知能指数の高さなどを基準に領域非依存的な才能を伸長する教育が考えられてきたが,近年ではこれに加え,領域依存的な才能を伸長する教育や,特異な才能と学習困難とを併せ持つ児童生徒に対する教育も含めて考える方向に変化している。

○例えば,単純な課題は苦手だが複雑で高度な活動は得意など,多様な特徴のある児童生徒が一定割合存在するなかで,学校内外において,このような児童生徒を含め,あらゆる他者を価値のある存在として尊重する環境を築くことが重要である。

○一方で,特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する教育に関し,我が国の学校において特異な才能をどのように定義し,見いだし,その能力を伸長していくのかという議論はこれまで十分に行われていない状況にある。

○このため,知的好奇心を高める発展的な学習の充実や,大学や民間団体等が実施する学校外での学びへ児童生徒をつないでいくことなど,国内の学校での指導・支援の在り方等について,遠隔・オンライン教育も活用した実証的な研究開発を行い,更なる検討・分析を実施する必要がある。

 

欧米においては個を尊重することが重んじられています。個々の持つ才能をさらに伸ばすことや、特異とされてもそれは個性であり、尊重される。だからこそ極端に言えばだれもが思いつかなかった画期的なものが発見、生れるのだと思います。マイクロソフト、アップルなどの開発者は有名ですよね。これも「尊重される」といった考えだと思います。否定、排他ではなく、「誰一人取り残さない」と明言されたのですから。

 

 

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