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園からの発信

82(5)感染症や災害の発生等を乗り越えて学びを保障する2

2023/06/20

『○また,やむを得ず学校の臨時休業等が行われる場合であっても,スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門スタッフや,市町村や児童相談所,警察等の関係機関との連携を図りつつ,子供たちと学校との関係を継続することで,心のケアや虐待の防止を図り,子供たちの学びを保障していくための方策を講じることが必要である。

○さらに,感染症に対する差別や偏見,誹謗中傷等を許さないことが重要である。学校においては,誤った情報や認識や不確かな情報に惑わされることなく,正確な情報や科学的根拠に基づいた行動を行うこと,感染者,濃厚接触者等とその家族に対する誤解や偏見に基づく差別を行わないことなどの点について,しっかりと取り上げ,身に付けさせることが必要である。あわせて,保護者や地域においては,学校における感染症対策と教育活動の両立に対する理解や協力に加え,差別等を許さない地域を作ることが期待される。』

 

学校における学びの保障は公教育施設だけでもありません。小中学校には私学もあり、高等学校教育の半数は私学でもあります。就学前の教育保育施設においては9割が私学や社会福祉法人が担っているのです。そういった中、スクールカウンセラーやソーシャルワーカー等の専門スタッフの不足は指摘されている通りで、多様化、激増する対応で子どもや家庭を十分把握できていないこともあるようです。子どもを対象としたソーシャルワーカーは皆無に近く、こういったスタッフの充実も学校を支え、子どもを支えることになります。充実を望みます。

 

(江別市)

 

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