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2024年 5月

こども大綱52

2024/05/27

(体罰や不適切な指導の防止)

体罰はいかなる場合も許されものではなく、学校教育法で禁止されている。また、生徒指導提要等においても、教職員による体罰や不適切な指導等については、部活動を含めた学校教育全体で、いかなるこどもに対しても決して許されないと示されていることを踏まえ、教育委員会等に対する上記趣旨の周知等、体罰や不適切な指導の根絶に向けた取組強化を推進する。

 

それでも起こるのが教員や指導者による体罰。精神的に追い詰めることも多いですね。手は出さなくとも精神的に追い詰める。罰として走らせる。練習でしごきを与える。昔でいう「シメ」を行う。大人として恥ずかしくないのですかね、こんなことして平気でいる。さらに疑念を持たれると自己保身する。自身を正当化する。子どもが言うこと聞かないのでと理由を後付けする。人として恥ずかしい。そんな方は今の教育者ではないですよね。善悪がわかって初めて指導者ではないでしょうかね。勿論その感度の差もありますが。怒号や暴力で子どもを管理することは指導力のなさとされています。今の指導は子どもの自主性を重んじ、子どもが気付く指導、アドバイスを送るコーチングです。好きなようにさせるでもありません。決められたルールがあることを伝えることも必要で、コンプライアンスの視点での指導も大切ですが、そのルールも時代に合わせて改善することも必要です。

国は、「体罰は許さない」としているのですから、大人はしっかり実行しましょう。昭和的発想での暴力や怒号や罵声で強くなるのでしょうか?強くなった、試合に勝った、結果が出てもそれはその一瞬で継続にはならない。殴って強くなることはない。さらに人間形成だといってもその方法では無理なのです。暴行を受ける側にとっては体と心の傷しか残らない。憎しみだけが残り、後輩へ伝染してしまいます。時代錯誤を改めましょう。殴る側も昔はよく殴られたものだとか表現する方もいますが、実際に厳しく暴行で育った部員ってすくなくて、周りで見ていた部員が多いのです。ズタボロにされた部員は辞めているケースが多いのです。体罰や不適切な指導の根絶はやっていかねばならぬ責務です。

 

 

こども大綱51

2024/05/24

(不登校のこどもへの支援)

不登校については、本人・家庭・学校に関わる様々な要因が複雑に関わっている場合が多く、不登校はどのこどもにも起こり得るものであり、不登校というだけで問題行動であると受け取られることのないように配慮することを基本的な考え方とする教育機会確保法の趣旨を踏まえ、全てのこどもが教育を受ける機会を確保できるよう、学校内外の教育支援センターの設置促進・機能強化を図り、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)を全都道府県・政令指定都市に設置するとともに、将来的には全国に300 校の設置を目指す。

スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーなどの専門家にいつでも相談できる環境の整備、ICT等を活用した学習支援、NPOやフリースクール等との連携など、不登校のこどもへの支援体制を整備し、アウトリーチを強化する。

不登校のこどもの意見も聞きながら、不登校傾向を含めた不登校のこどもの数の増加に係る要因分析を行う。

 

不登校というのは学校においては問題行動だそうです。従わなければならないことに対する問題なのでしょうか。学校へは行くもの。ただこのことが苦しい原因となっているのです。生徒や先生からいやなことをされたり言われたり、暴言や暴行を受けたり、そもそも不登校の原因を解決しなければ進まないでしょう。行きたくても行けなくなりますよ。不登校の要因においてもいじめや暴力などもありますが、実は子どもの内面的なものもあり「分からない」といった答えをするようなことも多くあるようです。人との関わりが嫌である、家庭環境からの要因もあります。簡単に決めつけるものでもありません。子どもは具体的に的確にこたえられないですよね。すぐにメンタルが弱いなど言う人もいますが、敏感なのです子どもの心は。そんなことさえわからない人にはわからないし、対応もできないでしょう。子どもの心は純粋なのです。さらに外からの暴力や威圧など子どもがそう捉えてしまいことも要因にあります。強い口調、威圧的な対応、子どもを蔑み従わせようとすることに対し子どもは敏感なのです。メンタルが弱いとかよく大人は表現します。違うのです。純粋な子どもの心だからなのです。とにかく要因は複雑に交差しているのです。

こども大綱50

2024/05/23

(いじめ防止)

いじめは、こどもの心身に深刻な影響を及ぼす許されない行為であり、社会総がかりでいじめ問題に取り組む。いじめ防止対策推進法に基づいた対応の徹底を図るとともに、道徳科や学級・ホームルーム活動等におけるこども主体でのいじめ防止に資する取組の実施、いじめの積極的な認知と早期の組織的対応、相談先の確保、関係機関等との連携の推進など、いじめ防止対策を強化する。加えて、いわゆる「ネットいじめ」に関する対策の推進を図る。

また、全てのこどもが自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができるよう働きかけるなど、いじめの未然防止教育を推進する。

いじめの被害児が加害児でもあったり、加害の背景に虐待体験があったり、その保護者にも虐待体験があったり経済的困難の問題があったりするなど、その実態や背景の把握、解決に向けた対応は容易ではないことも多く、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを交えた多面的な見立てと横断的かつ縦断的な手立てや支援を講じる。

地方公共団体における総合教育会議等を活用した日常的な首長部局と教育委員会との連携促進や、首長部局でいじめ相談から解消まで取り組むなど地域におけるいじめ防止対策の体制構築、重大ないじめ対応に係る第三者性の向上、警察等の外部専門機関との連携促進等に取り組む。

いじめの重大事態について、国に情報を収集し、文部科学省とこども家庭庁とで情報を共有しつつ、学校設置者に必要な支援を行うとともに、重大事態調査の結果について分析等を行い、重大事態調査の適切な運用やいじめ防止対策の強化を図る。

 

いじめ、暴力、暴行、暴言なくならないですね。生徒間のいじめ、職員からのいじめや排他。差別的な事件など新聞やネットを見て残念な思いです。知識のない部外者はいじめられる方にも問題がるなど平気で発言する大人もいます。事案それぞれ背景や状況が違う中で解説者気取りは辞めて欲しいものですね。また、隠蔽に走るものもいます。メンツなのでしょうかだれを守るためなのでしょうか。いじめはもう犯罪、刑事事件です。暴言暴行も刑事事件です。ましてや部活動内での指導者による暴行暴言も犯罪なのです。被害者が人生の大きな転換を求められるようなことはあってはならないのです。加害者側が人生を棒に振ってもらわなければならないことなのです。さらに未だにいじめを受けた被害者に対して「いじめられるものが悪い」とか「精神的に弱い」など事実や実情を理解もせず、簡単に人を評する方もいますよね。その人権感覚が時代錯誤であり、児童福祉の精神をはき違えているのではないでしょうか。

 

こども大綱49

2024/05/22

(成年年齢を迎える前に必要となる知識に関する情報提供や教育)

こども・若者が社会の中で自立し、他者と連携・協働しながら、社会を生き抜き、地域の課題解決を社会の構成員として主体的に担う力を発達の程度等に応じて身に付けることができるよう、主権者教育を推進する。

こども・若者が消費者の権利と責任について理解するとともに、主体的に判断し責任を持って行動できるよう、教育機関や関係団体との連携・協働による消費者教育の推進を図る。

金融経済教育の機会の提供に向けた取組を推進するための体制を整備し、金融経済教育の更なる充実を通じて、こども・若者の金融リテラシーの向上に取り組む。

様々な仕事・ロールモデルに触れる機会、社会人との交流の場、乳幼児と触れ合う機会などを創出し、こども・若者が自らのライフデザインを描けるよう、意識啓発や情報提供に取り組む。

こども・若者が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けることに資する取組を推進する。職場体験・インターンシップ等の体験的な学習活動を効果的に活用する。こども・若者の自己実現につながる働き方の選択等に資するよう、高校等における労働関係法令の教育の支援に取り組む。社会保障の意義や仕組みを理解し、必要な制度を活用できるようにするとともに、変化する社会における社会保障について当事者意識を持てるようにするため、社会保障教育の取組を一層推進する。

 

子ども達が高等教育を受けることが前提に記載されています。現在日本においての高校進学率は96%程。大学・短大への進学率が58%。しかし高校中途退学者は公立で2.1%、私学で2.4%もあるのです。その子たちに対する支援はないわけです。さらに、小中学生の不登校は30万人もいるのです。小学生では81,498人(1.3%)、中学生163,442人(5.0%)、高校生50,985人(1.69%)。この生徒たちにどう社会で必要となる労働法規、社会性や倫理観など学ぶチャンスがあるのでしょうか。学校に通っている子には伝わるでしょうが、不登校生徒や退学者に対して、どこでどう子どもに伝えるのか。社会として必要な役割を知ってもらうかなど課題はたくさんあると思います。実態に即したことを伝える必要があります。

 

紫陽花

2024/05/21

園庭に多くの薔薇が咲いていることを報告しました。まだまだ鮮やかな花はもうしばらく楽しめそうです。薔薇の次は「紫陽花」です。これも園庭に多く植えており、そろそろ見ごろを迎えます。この1か月の紫陽花の様子をお伝えします。

花の成長ってすごいですね。わずか1か月でこんなに成長するのです。身近に花がある生活って感性につながるものと思います。こどもの成長も1か月で大きく伸びます。毎日一緒だとあまり気づかないことも、こうして確認すると大きな成長が確認できます。

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