幼保小の協働による架け橋期の教育の充実 27 2024/11/06 ○ このような架け橋期の継続的なPDCAサイクルを構築していくためには、幼保小の接続担当を園務・校務の分掌に位置づけ、幼保小の合同会議等をオンラインも適宜活用しながら定期的に開催するなど、幼保小の対話を継続するための工夫が必要である。その際、幼保小の合同会議では、参加者が互いに尊重し合いながら率直に語り合い、架け橋期という重要な時期を担う仲間として学び合えるような同僚性を形成しながら対話を行うことが重要である。また、架け橋期のカリキュラムに取り組む意義やねらい、子供の変容等について共有を図りつつ、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」等を活用しながら具体的に話し合い、目の前の子供の実態に応じて、架け橋期のカリキュラムの実践・改善等を行っていくことも大切である。 ○ さらに、このように継続的に行われる対話においては、幼保小だけでなく、「社会に開かれたカリキュラム」の観点から、コミュニティ・スクール等を活用し、保護者や地域住民の参画を得る仕組みとしていくことが重要である。その際、幼児教育施設における遊びは、先生の意図的、計画的な教育であることが保護者や地域住民には伝わりにくいため、遊びを通した学びが小学校以降の教育の基盤につながっていくことについて、幼保小が連携して発信することが重要である。 担任以外の接続担当者の創設。学校も同じですが、そういった多様な人材や余裕の人材を確保することができない現状があります。学校もそうですが就学前の施設においても質の向上かつ多様な人材の確保ができる体制も必要です。その上でのICTの活用も出てくるのではないでしょうか。子ども達が十分に質の高い保育を受け、学校と対話のできる体制作りから早急に整備して頂きたい事項であります。学校も就学前の施設も目の前の業務に追われているだけの状況の打破を願うところです。